K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

ロッドの番手指定

2007年03月19日 | フライフィッシング
バンブーロッドの場合、何番のラインを乗せたらよいのかには、特に決まりはなく、使い手の好みで判断してよい。
グラファイトに比べ許容範囲は広いと思う。
#4と表示してあっても、本人が#5の方が使いやすければそれで良いのだ。
何種類かのラインを使ってみて、最も相性のよいものを選べばよい。
ただ、同じ番手のラインであっても、メーカーによって違いがある。
これが結構くせ者である。

3月12日のエントリーの、“#3―4のはずが、強すぎて、小さな川ではひどく使いにくい…”ロッドは、ラインがV社のWF#4での事であった。
S社のDT♯4にしたら、距離は出ないが何の問題もなく使えるではないか。
つまり、V社のライン、ロッドのアクション、私のキャスティングのそれぞれの、相性が悪かったということなのか?
私の作るロッドだから、ラインのメーカーが違ったくらいで機嫌を損ねるようなそんな繊細さなどあるはずがない。
でも、V社のWF#4は何度試しても、良くない。

近いうちに、S社のWF#4を同じリールに巻いて投げ較べてみようと思う。
それで問題なくキャストできたら、V社のラインなんて買わないぞって、そういう問題ではないだろ…
見方を変えれば、ロッドはそれだけ使い手の感性に密接に係わっているという事なのかもしれない。
V社のラインでも意識してキャストすれば、使えないことはない。
しかし、自分の癖、よく言えばスタイルはそう簡単に変えられるものではない。
あえてそれを変えなければいけないなら、場合によってそれは酷く不快なことになる。

これまでずっとS社のラインを使ってきたが、安いという理由で、V社に浮気したのがいけなかったのだろうか…
S社のラインに性能的な問題はないが、高価すぎる。
V社が良くないなら、A社のナルトラインを試してみるか…

―追記―
リバーインの田中さんにロッドとラインの相性について質問したところ、貴重なアドバイスをいただいた。
バンブーのブランクはグラファイトよりも重く、V社のラインは軽いので、重いバンブーロッドとの相性は良くないとのことであった。
重いものを軽いラインで動かそうとしてもうまくいかない、それがラインの乗りの悪さとして感じられる訳だ。
田中さんの経験から、バンブーで使うならS社のU4やXPSが良いのではないか、とのことであった。
私も、このラインは嫌いではないが、これまで何本か、ほとんど新品の物を、川で転倒した拍子に足に絡んで切ってしまっており、どうもゲンが良くないのでこのところ使っていなかった。
今度奮発して買うか…
A社のナルトラインについても色々情報をいただいた。
さすが、田中さんコアーなアドバイスありがとうございます。

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