「最近体調どう?。」と電話で尋ねてくれた友人が、「今日は温かいので家の近くを歩いていたら、ものすごい土筆の出ているのを見たので、見にお出でよ。」と誘ってくれました。今日は月命日でお寺さんのお詣りが済んだ時でしたので、お墓参りをしてその足で、友人の家へ行きました。ほんとにたくさんの土筆が、駐車場の端の水路に沿ってまるで大集合の様に生えていました。
「つくし」の名は、「澪標(みおつくし)」(船が港へ入る通路を示した杭)の「つくし」で、突き立った杭のように見えることから。
(”突き伸びる”)」が由来とも。漢字の「土筆」は、土に刺した筆のような姿、から。
名前の由来は春、土の中から伸び育つ有様を捉えているものです。
「くれなゐの 梅ちるなべに 故郷(ふるさと)に つくしつみにし 春し思ほゆ」 正岡子規
これは圧巻です。
ナズナ ぺんぺん草 三味線草
小さいころ花を摘んで、茎に着いた種を耳の傍で振ると、ぺんぺんとんと鳴らした遊びをしたものです。三味線草という名も、姿でなく種の音から着いたのでしょう。
「妹(いも)が垣根 三味線草の 花咲きぬ」 与謝蕪村
「よく見れば なづな花咲く 垣根かな」 松尾芭蕉
ホトケノザ 三界草(葉が段々になっていることから)
・春の七草のひとつ ”ほとけのざ”は、この花ではなく、正しくはキク科の「田平子」(たびらこ)のことを指すそうです。
戦後何もなかったころはみんなでぱっととってしまったでしょうが、
最近では採る人も少なくなったのでしょうね。
ビックリ
夕食の1品が出来ましたね
ほろ苦さが何とも言えない味
春の花が一杯で嬉しいです
摘んで帰って袴をとって卵と一緒に煮てもらったのは、昔昔のことですね。
山野の土手に生まれたばかりのような土筆を見つけては摘んでいる人は見かけますが、町中の駐車場の片隅の土筆には、だれも目をくれないのです。
産直市場で売買されているところもあるのですが、こんなに伸びすぎたりしない坊やのような土筆でした。
春の花を見つけるのは、嬉しいですね。野原の春便りと、立ち止まって眺めます。