冬になると盛岡には白鳥がやってきます。 市内の川や池でその姿を見ることができます。私達市民には 冬の風物詩で ゛当たり前゛ 的な光景です。
私は 白鳥の意識に焦点を合わせてみました。 どんな気持ちで日本まで渡ってくるのか、知りたかったのです。
するとそれは、とても悲しいものでした。
「私達はいずれ滅びる。 餌が無く羽を休める場所も無く、私達はいずれ居なくなる」
その言葉に私はショックを受けました。 あなた達は それで良いのか?思わず尋ねると
「私達は飛び続ける。そのように創られているのだから」 と。
そして 「私達を滅ぼすのも人。救うのも人。私達は飛び続けるのみ」と。
人間の思いと行動で たくさんの命を救うことが出来ることに 多くの人が気付きますように。
盛岡の空を飛ぶ あの姿が゛当たり前゛として毎年、見ることが出来ますように。
ささやかながら祈らずにはいられないのです。