連休の谷間
心配された渋滞もなく
長岡市にある山古志地区を
巡ることが出来ました
山古志地区の一押しは
「豊かな自然と素敵な景観を一望できる」
我々にとっては大変魅力的
出発前日にNHKで
長く続いた地域の祭りの一つの
古志の火祭りが
今年をもって
最後となるとの残念な映像が
映し出されていた
2004年の中越地震で
山古志に通ずる道路が崩れ
陸の孤島状態になり
ヘリコプターで村民全員が避難し
3年後に復興を願って
帰村して成功したかに思えたが
あれから20年近くたって
山村ゆえの宿命か
人口減少と高齢化を
食い止めることは出来なかった
集落が山々の谷間に散在し
昔から地すべりが多く
それによって地形の変化が著しく
段々畑や棚田が作られ
この景観が保たれているのだろうか?
昔からこの地区は
山間部で豪雪地帯にあったので
道路状況を確保するため
手掘りのトンネルを作ったり
自然環境との戦いであったようだ
周辺を見ると、日本海側特有の植物が
次々現れ、
これから回るところにも期待が持てる
ナガハシ(テング)スミレ
ナガハシ(テング)スミレ
北海道から近畿以北の日本海側の
多雪地帯に分布
トンネルの土手にオオバキスミレ
とりあえずシャッターを押す
震災の遺構が残っている
木篭(コゴモ)地区へ移動
ちょっと停めてもらうと大収穫
ミチノクエンゴサク
オオタチツボスミレ
日本海側に多く、距が白
水色のアマガエル?
黄色の色素が欠乏したのが原因
青いカエルは幸せを呼ぶとか
元気で出かけられますように
アオイスミレ
中越地震の時
土砂崩れにより川がせき止められ
この地区はほとんど全滅状態
震災遺構として水没した家屋が
二戸残されている
郷見庵で蕨や山独活、うるい等買い物
高台に建っている公営災害住宅にも
空き家があるという
キクザキイチゲ
オオバキスミレ
山古志支所に移動
棚田の風景を見ながらお弁当
虫亀地区を通って
金倉山方面に移動
杉の大木の下にある建物は
屋内の養鯉場らしい
錦鯉の養殖は伝統産業の一つ
棚田の上に水田用のため池を作り
その水源を活用して
食用の鯉の飼育が始まりらしい
水田と鯉の養殖場は一瞬見間違いそう
上に鳥よけの糸が張ってある
車を下りると花花花
ツボスミレ
ツクバキンモンソウ
ヒロハテンナンショウ
一面のオオバキスミレ
途中で車を下りて歩いてみる
芝桜の手入れをしていた地元の人に
声をかけてみる
金倉山へ行くこの道は
先ほどブルドーザーで割ったばかりと
道を通れるように
除雪したとの意味らしい
少し標高が上がったので
違った花が見れるかもしれない
ショウジョウバカマ
トキワイカリソウ
カタクリ
眼下に越後平野
ツノハシバミの雌雄の花
クロモジ アブラチャン タムシバ
桜の種類 イタヤカエデの花が見れました
スミレサイシン
美しい景観が周囲の自然に溶け込み
手を入れない自然、
これを観光資源として活用できないものかと
強く感じました
付録です
帰ってきてから、すぐに灰汁だし