☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね!
●本日のコトノハ●
われわれ日本人には、外国人との交友関係を、いったんそれが成立したのちは、
きわめて暖かい関係において維持できる大きな能力があると私は思っていますが、
初対面の未知の相手に対しては、多くの人がきわめて不器用にしか振舞えない
というのも事実だろうと思います。挨拶の技術そのものが、仲間うちの
それにおける親密さに比して、仲間以外の人に対するそれは、驚くほど拙劣かつ
非礼な場合がかなり多いのではないでしょうか。
『私の万葉集 四』大岡信(1997)講談社より
私が子供の頃、学校では「誰にでも挨拶をしなさい」と言われることが多かったような記憶があります。
最近はどうなのでしょうか?いろいろと物騒なニュースが少なくありませんし、子供が原因不明のまま行方が分からなくなる事件も各地で起こっているようです。
そんな中、大人に言われるままに子供たちがたまたま道ですれ違う見知らぬ人間にやたらと挨拶をする光景に少なからず危惧を抱いてしまうのは私だけでしょうか?
もちろん、そんな子供たちに優しく挨拶を返してくれる人もいるでしょうし、良好な人間関係が築かれることもあると思います。
しかし、世の中には悪意を持っている人もいますし、そうでなくてもたまたま嫌なことがあってイライラしている所へ、無神経に子供たちが騒々しく声などかけようものなら、余計に腹が立って、よくない結果になるかもしれません。
子供には圧倒的に社会生活での経験値が不足しています。
良いことと悪いことを判断し、適切に行動することができない子が大半です。
そういった子供の未熟さを利用しようとする狡猾な大人もいます。
「人懐っこい」や「親切」は、裏を返せば「無防備」で「お人好し」ということなのです。
知らない人を無視しなさいと言うつもりはありません。必要なのは、自分自身の判断力なのです。
「先生が言っていたから」とか「みんながそうしているから」ではなく、今自分がする行動は相手をどんな気分にさせるだろう?その行動は適切だろうか?と自分で判断することです。
「誰にでも挨拶をしなさい」と子供に言うのではなく、「親しくない人との関わり方」を教えるのが私たち大人の役割なのではないかと思う今日この頃です。
ヒトコトリのコトノハ vol.20
=====
▼本の林の管理人ハヤシさんがお送りしています。
☆ツイッター(X) https://twitter.com/honnohayashi
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●本日のコトノハ●
われわれ日本人には、外国人との交友関係を、いったんそれが成立したのちは、
きわめて暖かい関係において維持できる大きな能力があると私は思っていますが、
初対面の未知の相手に対しては、多くの人がきわめて不器用にしか振舞えない
というのも事実だろうと思います。挨拶の技術そのものが、仲間うちの
それにおける親密さに比して、仲間以外の人に対するそれは、驚くほど拙劣かつ
非礼な場合がかなり多いのではないでしょうか。
『私の万葉集 四』大岡信(1997)講談社より
私が子供の頃、学校では「誰にでも挨拶をしなさい」と言われることが多かったような記憶があります。
最近はどうなのでしょうか?いろいろと物騒なニュースが少なくありませんし、子供が原因不明のまま行方が分からなくなる事件も各地で起こっているようです。
そんな中、大人に言われるままに子供たちがたまたま道ですれ違う見知らぬ人間にやたらと挨拶をする光景に少なからず危惧を抱いてしまうのは私だけでしょうか?
もちろん、そんな子供たちに優しく挨拶を返してくれる人もいるでしょうし、良好な人間関係が築かれることもあると思います。
しかし、世の中には悪意を持っている人もいますし、そうでなくてもたまたま嫌なことがあってイライラしている所へ、無神経に子供たちが騒々しく声などかけようものなら、余計に腹が立って、よくない結果になるかもしれません。
子供には圧倒的に社会生活での経験値が不足しています。
良いことと悪いことを判断し、適切に行動することができない子が大半です。
そういった子供の未熟さを利用しようとする狡猾な大人もいます。
「人懐っこい」や「親切」は、裏を返せば「無防備」で「お人好し」ということなのです。
知らない人を無視しなさいと言うつもりはありません。必要なのは、自分自身の判断力なのです。
「先生が言っていたから」とか「みんながそうしているから」ではなく、今自分がする行動は相手をどんな気分にさせるだろう?その行動は適切だろうか?と自分で判断することです。
「誰にでも挨拶をしなさい」と子供に言うのではなく、「親しくない人との関わり方」を教えるのが私たち大人の役割なのではないかと思う今日この頃です。
ヒトコトリのコトノハ vol.20
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