日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

話し力。

2016-03-04 15:03:56 | 発達応援
 明日までは天気が良さそうだけど、
日曜日からは怪しい雲行き。

 自分が走る訳ではないけれど、鹿児島マラソンが開催されたり、
はるばる遠くから、関わっていたお子さんが遊びにくる日曜日。

 天気が曇りくらいでもつとといいなぁ。

 人と話しをする力、力というほど力まなくても良いのですが、
「話しをする」という出力を観察すると色々なタイプの人がいますね。

 早朝の職場では、だいたいが他愛もない出来事、
買い物に行ったら何が安かったとか、それを受けて別の店でもこんなものが安かったとか、
更にそれを受けて、こんな夕飯作った、とか町内市内のちょっとした事件について等など
本当に毒にも薬にもならない話をしながら、作業をしたり、休憩したりしています。

 でも、中には家族のことを詳細に、赤裸々に話す方も数名いらっしゃって、
そんなこと、こんなとこで言っていいのかな、と聞く方がびっくりすることもあります。

 自分が好きな養生だったり、食についての場では、
会うのははじめてだったり、2回目くらいでも、するするするっと仲良くなります。
会話の内容もぎゅっと濃い、ディープな食についての話だったり、
いかに料理するかや健康おたくのような話になります。

 場や人で、話の流れ、内容、リズム、話すほうにまわったり、聞くほうにまわったり、
その場にいる人も立ち位置がくるくる変わっていくのもおもしろいなぁ、と思います。

 ふと、私が関わってきた子たちで、
このような会話を楽しめる子どもたちは、少ないなぁと、思いました。

 中学校で足し算、九九に四苦八苦し、漢字や言葉の発音も間違いだらけでも、
人と話し、人の話しを聞き、会話を受けたり、投げたりするのが得意な子もいました。
その子は、職場体験で高齢者の施設に行き、
巧みな鹿児島弁で笑いをとったり、高齢者の話しから自分の祖父の話しをしてみたりと、
場に応じて臨機応変の会話力を発揮していました。

 一方で学習のほうは問題ないのだけど、なぜか話しがちぐはぐになり、続かなかったり、
一方的に自分の話したいことだけをマシンガントークで話していた子もいました。
そういう子どもたちは、趣味が合う仲間を見つけて、
クラスや学年の壁を飛び越えたおもしろいグループになっている子もいましたが、
自分の話しをクラスの同級生が聞いてくれないと、
休み時間ごとにディープなマシンガントークをしに職員室にやってくる子もいました。

 ディープなマシンガントークの子の話しを聴きつつも、
それはあなたの趣味の話しで、今の環境にはあなたの趣味と同じ人がいないのよ、
みんながあなたの趣味に興味を持つ訳でもないし、
あなたもみんなの趣味の話しに興味がないから聞かないでしょ、と
状況を説明していました。

 そして、私はあなたの趣味の話しがおもしろいと思うから聞いていること、
更に、今が昼休みだから聞いていること、でも、仕事があれば、聞けないこと、
仕事がなくても、聞けないこともあること、等々を話したのを覚えています。

 さて、いよいよ、明後日は3年ぶりの再会が待っています。
この子の話しをする力も、どうなっているか楽しみなことです。


 
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