今年も暑いです。
今まで、屋根裏換気扇3台を導入しました。
2019/08/10 屋根裏換気扇を追加 ダクトで屋根裏と室内換気扇をつなぐ
マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(9)屋根裏 換気廃熱ファンを設置する
しかし、夜に帰宅すると、2階が依然として暑いのです。
外気温が高いのだからある程度仕方がないのですが、ほかにやれることはないか。
一つ思ったのは、屋根が黒いことです。
屋根を白く塗りなおせば、屋根から吸収される太陽熱が軽減されるはず。
現に屋根材塗料を見ていると、熱吸収を抑制する塗料が多種類売られている。
概ね、室内温度を2-3℃下げる効果があるとするものが多い。
標高100m上昇するごとに気温が0.6℃下がるといわれています。
つまり、2-3℃というと、標高300~500m上昇するに相当する室温低下が得られるということです。
屋根を白く塗ろう!
自分で?
けっこう危ないぜ。。。
それはともかく、調べるだけなら無料でしょう。
調べると、素人が屋根の塗装をすると雨漏りの原因になることがあるとのこと!
びっくりでした。
世の中、知らないことばかりですね。
スレート瓦の屋根を多めの水性塗料で塗りたくると、スレート瓦の間の隙間を塗料が埋めてしまうことがあるそうです。
実は、スレート瓦の下側は、換気が必要なのだそうです。
スレート屋根は、まず野地板を敷き、その上を防水シートで覆い、その上からスレート瓦を重ねる構造だそうです。
スレート瓦の防水性は完璧ではなく、毛細管現象や結露などでスレート瓦の下側に水がたまることがあります。
スレート瓦と防水シートの間にたまった水を排出するための換気が必要なのだそうです。
スレート瓦の下側にたまった水は、日中に太陽光で熱くなったスレート瓦の熱を受けて水蒸気となり、スレート瓦の隙間から出ていくということだと思います。
防水シートがあるから雨漏りしないんでは?
いや、雨漏りするそうです。
スレート瓦を野地板に固定する釘穴は防水シートを貫通します。
そこからゆっくり浸水するそうです。
油性塗料を上手に塗ればスレート瓦の隙間を塗料が埋めることは基本的にないそうです。
上手に塗れば。
プロじゃないんで、何が上手か下手か、存じません。
それに、シンナーの扱いが面倒くさい。
余ったり、足りなかったり気を遣うし、安くないし。
そもそも、マイホームの契約書を見ると、自分で屋根塗装すると、保証が効かなくなるみたいな記載が。。。
あかん。
自分で塗装する線はなくなった。
かといって、業者に頼むか?
築4年で?
・・・・・。
屋根塗装の勉強をする過程で、タスペーサーなるものの存在を知りました。
スレート屋根塗装の際に、塗料でスレート瓦の隙間が埋まってしまわないように隙間をつくるツール。
屋根に上ってみると、スレート瓦同士の隙間は1mm弱。
結構密着して見える。
屋根のスレート瓦、日中は触れないくらい熱いですね。
スレート瓦同士の間に隙間を作ってやれば屋根の放熱効率が上がるのでは?
タスペーサーの説明書にはそんなこと一文字も書いてませんが、やってみることにしました。
これがタスペーサー。
ほぼ密着していたスレート瓦の隙間に挿入します。
下側から見るとこんな感じ。
おぉッ!
隙間ができたではないか。
これで太陽光で熱せられたスレート瓦の熱が、直接熱伝導で直下のスレート瓦に伝わる効率が下がるに違いない。
太陽光を受けたスレート瓦、むっちゃ熱いので、その下の空気も、外気を大幅に超える高温です。
外気と入れ替わるでしょう。
僕の歩くスペース以外、すべてのスレート瓦にタスペーサーを挿入しました。
が、これで「夏の二階が暑い」問題が解決するとはとても思えません。
我が家は南西を向いています。
二階の掃き出し窓から猛烈な日射が室内に差し込んできます。
二階の部屋はすべて温室効果で猛烈な暑さになります。
これを防ぐ手立て。
日射が入ってくるのを防ぐしかないでしょう。
どうやって?
跳ね返せばいい。
そう。これで。
GINJI-250FNとEQ6proに被せている萩原工業の遮熱シート スノーテックス
素材の中に気泡を設けて日射を乱反射させるそう。
スノーテックス スーパークールを購入しようとネットを見るとすべて売り切れ。。。
みんな考えること、同じですね。
わずかに売れ残っていたスノーテックス クールを購入。
二階の掃き出し窓に設置しました。
雨どいの支柱にヒモをかけてスノーテックスをつるしました。
日光をかなり反射してくれます。
内側はこんな感じ。
スノーテックスによる遮光、あるとなしとでは全然違います。
屋根裏換気扇よりももっと効果を実感できたかも。
入ってきた熱を放つのではなく、熱が入ってくるのを防ぐ方が効果が得やすいのかもしれません。
おまけですが、スノーテックス スーパークールではなく、クールで正解でした。
スーパークールは裏地にさらにもう一層、灰色のビニールで裏打ちされていて、光をほぼ通しません。
光を完全に遮断してしまうと、ベランダの外が真っ暗になってしまいます。
少し光を通すクールがベランダ遮光にはより適していると思います。
あと、もう一つおまけ。
うちの屋根は軒(のき)が全くありません。
信じがたいですが、本当に軒(のき)がありません。
だから、雨が降ると窓から必ず雨が入って来ます。
だから今まで、雨が降りそうなときに窓を開けておくことができませんでした。
スノーテックスを窓の前に吊り下げることで、雨の日でも窓を開け放つことができるようになりました。
スノーテックスをつるすと窓の外が見えないって?
目の前は全面、隣の家の壁なので、見えなくてけっこう。
お隣さんが窓を開けると、「あら、こんにちは。」となってしまって気まずいくらいです。
これで夏の暑さ対策が完璧ということはないのですが、ある程度の効果が期待できると思います。
ほかにやれること、、、まだありますかねぇ。。。
少なくとも、屋根の塗装の際は、白い遮熱塗料にしよう。。。
おおー!やってますネー(^0^;
屋根のみならず遮光カーテンまで。。
そうなんです、兎に角暑いと何する気にもなりません。
そんでもって、今更ながらの対策を再度考えるのでつヨ。(^0^8
確かに瓦にスペーサは効果が出るかもネ。(^0^v
お隣お屋根にも似たような工事をしたと思っていたら、
暑さもそうですが、凍結した時に瓦の隙間が拡大したとかで、
それの補修跡でした。
当家も洋瓦なのでやってやれない事は無く、機会があったら考えます。
それと遮光カーテンは辿り着くベストな対策ですが、効果高そうでつ。
遮熱シートは望遠鏡でも下地のカバーとして使ってますが、
数年の寿命しかなく、今少し丈夫なの探しております。(^0^;;
暑いですね。
通勤路の家が一軒、黒い屋根を真っ白に塗り替えました。
今後は白い屋根が増えるかもしれませんね。
遮光シート、軽いことも満たしてほしい条件に入ると思います。
軽いとなると、やはり強度がある程度犠牲になります。
残暑が終わればしまうから、3年と言わず5年持ってくれればいいなと期待しています。