ウポポイ民族共生象徴空間
本来なら2020年4月にオープンされる予定でしたが
コロナのため7月にオープンになりました。
北海道先住民族アイヌの歴史や文化の理解とアイヌ文化の継承
新たなアイヌ文化の発展に寄与するために生まれた国立博物館です。
国立アイヌ民族博物館を中心に
アイヌの伝統的な家 チセを再現した
コタンと呼ばれる集落
アイヌ伝統工芸品の実演工房
伝統芸能の楽器を体験出来る学習館
アイヌ伝統芸能の踊りや演奏を行うホール
などの施設があります。

国立アイヌ民族博物館は
事前にネット予約が必要で、システム的にややこしく
賛否両論あるところですが
期待を裏切らない素晴らしい施設でした。
アイヌについては、深い知識がありませんので
こちらで語る事は出来ませんが
和人が渡る以前から
厳しい気候の大地で生きてきた知恵
アイヌの世界観の中心にある信仰
自然観や死生観
などが映像や展示で分かりやすく、
学習する事が出来ました。
アイヌ民族の信仰では、この世のすべてのものに 魂 が宿っていると考えられていました。
人間だけでなく、熊などの動物、魚、植物など食料になるもの。
舟などを作る木
その魂の宿っているすべてのものを カムイ(神)として敬いました。
人、生き物すべて、魚や木などには
それぞれに使命があって
それを全うするためにこの世に降りてきている事
その使命を全うしたものを
アイヌの踊りや楽器などで感謝し魂をカムイ(神)の国に送り返す。
熊を狩猟し
その肉をいただき
毛皮をいただく
使命を終えた、熊に形を変えたカムイを敬いカムイの国に送る
そんなアイヌの伝統を
博物館やシアター、コタン、工房で学ぶことが出来ました。
11月3日13時の予約を購入していたので
ランチはウポポイエントランスにあるフードコートのカフェでいただきました。
カフェ リムセ

わたしは鹿肉のカツカレー ユクカツカレー

夫はチェプオハウ
チェプは鮭
オハウは汁
いなきびご飯 のセット
アイヌ料理を現代風にアレンジされたと思いますが
どちらも食べやすくとても美味しくいただきました。
国立アイヌ民族博物館で学んだり考えた事はわたしの主観です。
間違った理解をしていたら、ぜひご指導いただきたいと思います。