わたしはその時、大阪のマンション6階に住んでいました。
遠くから近づいてくるような地響きで飛び起きた直後、今まで経験した事のないような大地震
思わず隣に寝ていた小さな子供たちの上に覆いかぶさり揺れの収まるのを待ちました。
この時は兵庫が震源とは思わず、名古屋あたりか?伊豆沖か?
などと思っていました。
しばらくしてテレビから流れてきたニュースで
神戸の壊滅的な状況を目にし、これからどうなるのかとても心配になりました。
当時住んでいた大阪のマンションも外壁に亀裂が入り、その後マンション自治会で補償の問題が持ち上がりしばらく大変な日々でした。
あの揺れを思い出す気がして、見学には今まであまり乗り気ではなかったのですが
冷静になった今、記憶に残しておく事も大切と思い見学に行ってきました。
瀬戸内Finderから引用させていただきます。
野島断層保存館の目玉は、やはり断層保存ゾーンです。
国の天然記念物に指定された地震断層のうち、約140mの断層が覆屋(おおいや)で保護され、ありのままの状態で保存されています。
舗装道路を横切る断層や地割れの列が現れた断層のほか、水路・生垣・あぜ道の横ずれの様子もそのまま残されていて、断層による様々な地形の変化を見学できます。
野島断層の約50cmにおよぶ地面の隆起と1m近い横ずれの様子を間近に見られ、断層の断面が見られるトレンチ展示コーナーもあります。
阪神・淡路大震災で現れた地震断層の中で、現在も地面のずれをはっきりと見ることができるのは、この断層保存ゾーンだけです。
引用させていただいたように
これらは実際の断層
こんなに動いたんだ!と驚きます。
地震の体験コーナーで実際の震度を体験しましたが、実際はもっと激しく揺れたように思いました。
揺れの崩壊と、その後の火災がより大惨事になってしまいました。
わたしは地震後に兵庫県に越してきましたが、今住んでいる近くでも被害が大きかったそうです。
自然災害は何の予告も無く訪れるこが多いですが、
日頃から想定して準備しておく事は大切と思いました。
ちょっと悲しい気分になった見学でした。