株式会社オフィス総合研究所

オフィスの様々な悩みを発見し、解決する手法を研究します
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広島青年会議所オープン例会~バグジー 久保華図八氏 講演会~

2010年06月20日 06時29分57秒 | 商売の基本
<広島青年会議所オープン例会>


広島青年会議所のオープン例会に参加しました。

噂だけでしか知らなかったのですが、やっぱり青年会議所はすごいところですね。

会場全体が凛として、明るいんだけど引き締まった場という印象を受けました。

会員ひとりひとりの、会に対する熱い思いが伝わりました。

理事長挨拶の後、講演会が行われました。


         <講演する久保社長>

この講演会が久しぶりに本当にためになるものでした。

講師は、バグジーという美容室の社長で、講演テーマは

「ES(従業員満足)がCS(顧客満足)に変わるとき」でした。

以下にメモした内容を紹介します。

この不況、デフレ社会をどうのり越えれば良いか?

それは、

お客様が料金を感じなくなれば良い!

ではどうすれば良いか?4つの方策がある。

1.利便性が高いこと

 コンビニは定価販売だが、高いと感じる人はほとんどいないはず。

 バグジーでは、美容室でデザートや料理やメガネ、自転車の販売もする。

2.専門性が高いこと

 トルコ料理やタイ料理店などの専門店は値引きしないはず。

 どこにでもある居酒屋チェーン店は値引き販売しないと失客してしまう。

 他社がまねできない専門性が必要。

3.お客様と絆ができていること

 お客様と仲良くなることが大切。商売以外のつながりがどれだけあるか?

 ハーレイダビットソンはお客様と一緒に年に何回もツーリングをする。

 日本一ベンツを売る営業マンは、1000人のお客様に毎日のように電話する。

 売りたい時だけ連絡するのとはわけが違う。

 やってはいけないこと。

「初めてのお客様に割引をすること」 
 常連さんが初めてのお客様より料金が高いなんてもってのほか。

 常連さんには割引をして当然。バグジーでは常連になるほど割引が増える。

 絆づくりで大切なことは、

 「顧客管理を徹底すること」

 バグジーでは、パターに悩んでいるとお客様に聞けば次回の来店時にはゴルフの本を

 置いておく。

 沖縄旅行をしたいと聞けば、次回来店時には旅行パンフレットを置いておく。

 それぐらい本気で顧客管理をしている。

 お客様にどうやったら感動してもらえるか?をみんなが考えることが大切。

4.社員力があること

 社員が会社のために一心不乱に働いてくれるかどうか?

 バグジーはいい社員を集めているのではない。

 今の社員のモチベーションを上げることが大切。

 今の社員のモチベーションを上げる重要な方策が2つある。

4-1 社員とコミュニケーションを取ること
 
  ムダと思われることをやっている企業が伸びる。

  社員旅行、忘年会、新年会、バーペキュー大会、ボーリング大会・・・

  社員に対して愛情がないとムダなことはできない。

  社員に対して愛情があるからムダと思える事もできる。

4-2 リーダーが尊敬できること

 リーダーが優れていれば社員のモチベーションは上がる。

 リーダーがみんなに尊敬されているかどうか?リーダーシップを発揮できるかどうか?

 尊敬されるリーダーの条件は5つある。

①常に勉強する人

 読書をする人。歴史本、偉人の伝記が良い。

 メモを取る人。メモを取る人は、真剣に聞いていると思われ相手をその気にさせる。

 自分に指を向けられるかどうか?人のせいにしないで、自分で反省できる人。

②明るい人

 難しいことを簡単に考えられる人。

 できない理由を言わずに、とにかくやってしまう人。
 
③利他の精神がある人

 三方良しの精神がある人。

 相手に合わせることが出来る人。相手のことを思うことができる人。

④欲望をコントロールできる人

  足るを知ること。公私混同しない人。自分の利益で動かない人。

⑤あきらめない人

 何度でもチャレンジする人。失敗してもあきらめない人。

 カーネルサンダースはまさにあきらめない人。

 40才のときに、ガソリンスタンドの一角を借りて、6席だけでの小さなレストラン

 「サンダース・カフェ」をオープン。しかし、65才の時に経営難により

 店は閉店してしまい、ほとんどの資産を失ってしまう。

 でもここからサンダースは、世界初の「フランチャイズビジネス」を生み出した。

 その方法は、ワゴン車でフライドチキン片手に、片っ端から色々な会社を回り、

「フライドチキンの調理法を教えるから、かわりに売り上げの一部をくれ。」

 という「フランチャイズ」の原型と呼べるもので、1009社もの会社に断られ、

 なんと、1010社目で契約をとり、ここから「ケンタッキー・フライドチキン」

 の偉大な歴史が始ったとのこと。


1時間の講演でしたが、あっという間でした。

なんども大笑いしました。へたな漫才師よりもおもしろい。

久保社長はリーダーとして本当に人をひきつける力のある人だと思いました。

リーダーとして勉強するためにこういう講演にはどんどん行こうと思います。

石田社長誘ってくれてありがとうございました。

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