恒例となっています、安西事務機オフィスセミナーを開催します。
今回のセミナーのタイトルは、
「中小企業のためのiPhone、iPad活用術(営業部門編)」です。
第1部が、
「スマートディバイスを活用したビジネススタイルの変化」
というテーマで、ソフトバンクBB(株)の横田勝己氏が講師として、
... 企業内利用の事例や様々なコンテンツの紹介、セキュリティ懸念を
解消するツールの紹介等を行います。
第2部が、
「iPhone、iPadを活用した営業革命」
というテーマで、安西事務機の実際の導入事例を私が紹介します。
特に、経営戦略に基づき、経営課題を抽出し、その課題を解決する
ツールとしてiPhone、iPadを利用したという、導入までのプロセスや
問題点、実際の効果等をお話します。
日時、会場は以下の通りです。
日時:5月18日(金)13:30~16:30
会場:RCC文化センター6F 610号室
定員:40名
参加費:無料
今回私が話そうとする内容は以下のようなものです。
これは、以前広島経済レポートに私が書いたものです。
■SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用した新規顧客開拓、顧客維持
フェイスブックを代表とするSNSは、大量の個人情報をもとに、ターゲッティングされた「人」に対して広告を打つというビジネスモデルである。たとえば、「車に興味があり、アウトドアが趣味で、40代の広島に住む男性」というようなターゲッティングを行い、オーダーメード高級オートキャンプ用品の広告を打つというようなことが可能となる。これはテレビCMや新聞広告には不可能なことだ。地域に密着している中小企業には、最適な新規顧客開拓ツールといえる。
広告を収益源とするSNSには無料の優れたサービスが数多くある。その1つとして、フェイスブックにはフェイスブックページという企業PRができる仕組みがある。使い方はいたって簡単で、カスタマイズをすればホームページの代わりにもなる。「いいね!」ボタンを利用することにより、既存顧客への情報発信ツールとしても利用できる。フェイスブックページは、更新されないホームページよりよっぽど顧客維持に効果的といえる。また、スポットという地図情報をもった機能を使ったクーポンなどは飲食店等には最適なシステムだ。これらのシステムを自社で構築しようとなると莫大なお金が必要となるが、フェイスブックは広告以外の全てが無料である。SNSは、経営資源の乏しい中小企業が大企業と対等に戦える優れたツールといえる。しかしながら、まだ利用していない中小企業も多い。また、広義のSNSであるブログ、ツイッター、ユーチューブ等も無料の広告ツールとして最適である。フェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、メルマガ等から自社のホームページ、ネットショップ、実店舗に誘導するというのが王道であろう。
■クラウドコンピューティングによる基幹システムの構築
販売・仕入管理や生産管理、財務会計、給与計算等のいわゆる基幹情報システムに、クラウドコンピューティングという形態を利用する企業が増えている。以前はサーバーを自社で所有し、高額な保守費用やサーバーの買い替え、IT人材の確保等高額の費用がかかっていた。また、30人以下の中小企業においては、IT人材の確保も難しく、運用も含めてシステムベンダーに丸投げしている企業がほとんどであった。それらを、ソフトウェアメーカー等が用意したクラウドサービスを利用することにより、大幅に削減することが可能となっている。システムを利用する企業は、インターネットに繋がったパソコンを用意すれば済むのである。IT人材を確保することが難しい中小企業には最適なシステムであるといえる。また、昨年は東日本大震災のような災害時にも停止することのなかった強固なセキュリティを持つクラウドサービスが注目されるようになった。自社でサーバーを設置するよりも格段にセキュリティが向上する。ぜひ、中小企業にはクラウドサービスを使って経費削減とセキュリティの確保を実現してもらいたい。
■スマートフォン、スレートPCを使った営業革命
Iphone、IPADを中心にしたスマートフォン、スレートPCを利用した営業革命が起こっている。無料や低価格のアプリケーションやグーグル等のスケジュール管理やデータの共有機能を利用して、営業情報の共有、お客様への高度なプレゼンが可能になった。ユーチューブ等による動画や各メーカーの電子カタログ等が普及し、誰でも簡単に高度な情報発信が可能となっている。営業にとって対面で動画を見せてプレゼンすることの効果は絶大である。これらの仕組みも、自社で構築しようとすると莫大な費用がかかっていたが、ほとんどが無料で利用ができる。グーグルやヤフー等の無料サービスは安全性の問題も少ないと思われる。経営資源の乏しい中小企業こそ積極的に使いこなすべきである。
また、VPNといわれるインターネットを使ったネットワーク構築もいたって簡単で安価にできるため、自社のサーバーとの連携も簡単にできる。パソコンと違ってセキュリティの問題も少ない。万が一紛失した際にも、既存の無料サービスで遠隔操作によりデータの消去、サービス停止が可能であるし、どこにあるかの位置情報も簡単にわかるようになっている。
■ITコーディネータの活用
ITベンダーと中小企業経営者との間には大きなギャップがある。ITベンダーは企業の仕事や経営についての理解が乏しいが、中小企業経営者はITの知識が乏しい。そこで、経営とITの両方に精通しているITコーディネータという資格者等が間に入ることが理想である。「ITは手段であって目的ではない」と言われているが、ITベンダーはどうしても売りたいばかりでITが目的化してしまう。さきほどから説明している通り、ローコストで経営課題を解決できるITも数多くある。ITを導入する前に業務改革が必要なことも多々ある。経営理念、経営ビジョンに基づいて現状を把握し、あるべき姿とのギャップを経営課題として優先順位を付けていく。それを、ITで解決できるものと、そうでないものに分けて、ITで解決できるものを「情報化企画書」としてまとめていく。その際に重要なのが、その企業のIT化成熟度である。それらを、ITベンダーと経営者の間に入って解決していける人材がITコーディネータである。「中小企業支援ネットワーク強化事業」としてITコーディネータを無料で派遣するサービスも国は用意している。中小企業診断協会広島県支部もその支援機関となっているので、要望があれば連絡をいただきたい。
↓安西事務機のホームページ↓↓
↓クリックお願いします!↓↓↓ブログランキング↓↓↓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます