だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

おかえり

2007年02月02日 01時27分34秒 | あなたへ
 口には出さなかったけど、本当は覚悟を決めていた。
 今年はそういう年だって。
 僕の人生は常にそういうものだったからね。寂しいといえば確かに寂しいけど、慣れたといえばもう慣れっこだよ。
 僕の伴侶の名前は「さよなら」だから。
 ネットで知り合った人と会えなくなる覚悟は出来ていた。

 でも、その覚悟は早くも意味のないものとなった。
 あなたは帰ってきてくれた。

「お帰りなさい」

 そういえる幸せ。今日この良き日を噛み締めて、この後は眠りにつく。
 今夜はいい夢が見られそう。

「ありがとう」
 全てあなたのお陰。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
幾度目かのただいま (幽人)
2007-02-02 13:53:50
 俺はみんなが思っているよりずっと弱虫なんだ。
 だから時々逃げ出す。ちっぽけな自分が無償に情けなくなって世界から逃げ出す。
 俺は女の子にモテモテだ! 俺は賢い! 俺は面白い小説が書ける!
 普段、馬鹿みたいに自信満々の俺だから、小さな自分に気づいた時には、情けなくって恥ずかしくて眼も当てられない。
 だから時々逃げ出す。
 だけどやっぱりひとりじゃ寂しくて、誰かと話したくて、誰かに俺はすごいぞぉと威張りたくて、戻ってきてしまう。
 俺は運がいい。俺の周りにいるみんなのお陰で運がいい。
 だって俺には逃げ出しても、ちゃんと戻ってくる場所があるのだ。
 だから俺はいつものように自信満々で言うのだ。
 ただいま!
 と。
 俺は懲りない男だから、時々逃げ出す。
 だけどその度に言ってやるのだ。
 ただいま!
 と。
 これから先に幾度逃げ出すかは判らないが、願わくばその度に「おかえり」と言って貰えたら俺は嬉しいのだ。
 最後にもう一度、心を込めて。
 ただいま。
返信する
待っている (kou)
2007-02-03 01:30:18
 大丈夫。それは逃避ではないのだ。いわゆる戦略的撤退というやつだよ。
 一旦は鳴りを潜め、相手が隙を見せたら噛み付くんだ。

 弱さと強さは表裏一体。強い人はみんな弱いんだ。

 逃げても、虚勢を張っても大丈夫。
 みんながあなたの本質を理解してくれる。誰もが、あなたのことを笑顔で待っていてくれる。

 あなたはあなたのままでいい。

 僕はずっと待っている。
返信する

コメントを投稿