土曜の昼間の横浜アリーナ。
今日明日はディスティニー・アンダーグラウンドのコンサートなのだ。
開演まではまだ7時間くらいはあり、グッズ販売すら始まってはいない。
しかし、せっかくのライブの一日を目いっぱい楽しみたい熱心なファンは、仲間と会場の敷地内でのんびりしていることも多い。
となれば、たっぷりある待ち時間に、植え込みのところなんかに座って始めるのはメンバーに関するウワサ話だ…
「しっかし諒ったら市川なのに神奈川とか言っちゃうんだもん。」
「疲れているのかな…麻也王子もずっと、どこでも動き小さいって話だし。」
「あ、そういえば魔理ちゃん、麻也たん、前のライブの打ち上げでヤバかったらしいよ。」
「えっ? 紫諒さん、何なに、教えて…」
「前のライブの打ち上げで、ファンのオトコのコをお持ち帰りだって。」
「えー? えーっ? 」
「でもそしたら諒くんは…? ダブルベッドっていうのは…」
「うん...いや、あたしも確かにそう聞いてたんだけど...
もう冷めてる、ってことなんじゃない?
それに諒の方が立場弱いじゃん。
子持ちとか離婚歴とか、そういう雰囲気消したくて麻也ちゃんとベタベタしてるだけなんじゃない?
だから麻也ちゃんのワガママきくしかないんじゃない?」
「…まあ、ほんとのカップルじゃないなら別にいいのかぁ…」
「…はーい、コーヒーお待たせ…」
「ありがとー、ごめんね魔奈ちゃん…」
「魔奈、ちょっと、ヤバいって。麻也ちゃん、ファンお持ち帰りしてるって。」
「えーっ? 麻也ちゃんが? 何それ…今は諒ひとすじじゃないの?」
「魔奈ちゃん、スカートひっかかってるよ...」
「あ、ほんとだ。ありがとう...で、それより何で私のいない時にそんな話してんのよっ!何よ、誰を持ち帰ったのよ! あの前のバンドの時からの化粧ババア?」
「えっ? そんな人いるの?」
「え? 紫諒ちゃんが知らないなんて」
今日明日はディスティニー・アンダーグラウンドのコンサートなのだ。
開演まではまだ7時間くらいはあり、グッズ販売すら始まってはいない。
しかし、せっかくのライブの一日を目いっぱい楽しみたい熱心なファンは、仲間と会場の敷地内でのんびりしていることも多い。
となれば、たっぷりある待ち時間に、植え込みのところなんかに座って始めるのはメンバーに関するウワサ話だ…
「しっかし諒ったら市川なのに神奈川とか言っちゃうんだもん。」
「疲れているのかな…麻也王子もずっと、どこでも動き小さいって話だし。」
「あ、そういえば魔理ちゃん、麻也たん、前のライブの打ち上げでヤバかったらしいよ。」
「えっ? 紫諒さん、何なに、教えて…」
「前のライブの打ち上げで、ファンのオトコのコをお持ち帰りだって。」
「えー? えーっ? 」
「でもそしたら諒くんは…? ダブルベッドっていうのは…」
「うん...いや、あたしも確かにそう聞いてたんだけど...
もう冷めてる、ってことなんじゃない?
それに諒の方が立場弱いじゃん。
子持ちとか離婚歴とか、そういう雰囲気消したくて麻也ちゃんとベタベタしてるだけなんじゃない?
だから麻也ちゃんのワガママきくしかないんじゃない?」
「…まあ、ほんとのカップルじゃないなら別にいいのかぁ…」
「…はーい、コーヒーお待たせ…」
「ありがとー、ごめんね魔奈ちゃん…」
「魔奈、ちょっと、ヤバいって。麻也ちゃん、ファンお持ち帰りしてるって。」
「えーっ? 麻也ちゃんが? 何それ…今は諒ひとすじじゃないの?」
「魔奈ちゃん、スカートひっかかってるよ...」
「あ、ほんとだ。ありがとう...で、それより何で私のいない時にそんな話してんのよっ!何よ、誰を持ち帰ったのよ! あの前のバンドの時からの化粧ババア?」
「えっ? そんな人いるの?」
「え? 紫諒ちゃんが知らないなんて」