ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

実るほど頭を垂れて里の秋

2011-08-20 06:37:17 | 里山の言の葉
 田んぼは、秋の姿です。
実る稲穂の姿に、心から感謝します。
稲が実るように、田舎も都会も、実のある対話を広げていきたいものです。

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 秋がどんどん里に降りて来ています。
野にも森にも田んぼにも。
カメラを構えてレンズを通すと、秋がことさらクローズアップされます。

年がら年中デデッポーなキジバトさんは、今朝も相変わらずの演説ですが、蝉さん達は秋に呑まれています。
朝の目覚ましのヒグラシさんのカナカナが、今朝の冷気で、うずくまるようにスローダウンです。
新しい季節というものは、かすかに入り混じりながら、やがて優勢になり、ついには呑み込んでいくものです。
田んぼは、すっかり秋の景色です。

 今日のタイトルは、ついつい五七五になってしまいました。
明日は、句会にお邪魔することになっております。
潜在意識のどこかに、プレッシャーが、あるのでしょうか。

プレッシャーという言葉の響きには、何かつらいものがありますね。
災い転じて福というのが、このブログのコンセプトですから、プレッシャーも転じて、プレ、ウッシャー!
とにもかくにも、こうして稲穂が実り始めているのは本当に有難いです。

 ところで、今朝は、いつもと違う方向に散歩しました。
昨夜、或る、地域の先輩宅で打ち合わせがあったのですが、途中からお酒の席となり、徒歩で帰宅。
車を引き取りに、再度伺いました。
今、キーボードでtohoと押したら、杜甫と出ました。
こういう妙な展開を経ながら、お酒というものは遠ざかって行くものです。

私の住む笠間市飯田の里では、お酒の席が、割とマメな方かもしれません。
お酒というものにも徳というものを感じます。
語り継ぐ一番大切なことが、こういう席の花となりますから、

 昨日、ミクシーの「田舎暮らし」というネットを見てましたら、気になるコメントがありました。
ある19歳の男子の書き込みですが、その一部を引用します。
「でも田舎モンのドン百姓の根性が大嫌いです!(^-^)横浜に住んでますが、早く田舎に引っ越したいです(^-^)」
お気持ちは、なんとなくわかります。
しかしながら、もう少し踏み込んで認識して頂きたいところを感じます。

笠間には、陶芸もあり、多様なアートもあって、いろいろな方が他所から移り住んでいます。
そういう方と話すと、いろいろなご苦労があることがわかります。
でも、田舎には、田舎なりの思いやりというものもあるのです。
宮本常一さんの「忘れられた日本人」の中の小編、「子供を捜す」は、悩める都会出身の方にはおススメです。
子供が行方不明になったとき、村の人たちはどのように行動したのか。
そして、他所から来た人たちのその時の言動とは・・・。

 私も20年ほど都会で暮らしました。
どこかに、田舎をナメているところがあるかもしれず、時折この名著の一節を読み返し、戒めとしております。
生き馬の眼を抜くという大都会にも、優れたコミュニティは実在しています。
素晴らしい方々が居る。
いつの時代も、何か共通の夢に向かって、時間がかかっても実りある対話をすることが大事です。
この顔文字男子も寂しいのかもしれませんから、コンタクトしてみたいと思います。

下の画像は、田んぼの脇、県道路肩に植えたキバナコスモスが咲いた様子です。
笠間の陶芸ギャラリーが並ぶギャラリーロードにも植えさせて頂きましたが、ちらほらと咲きはじめたとか。
朝な夕なに季節に向かい合えるということは、とても有難いと感じます。

今日は、避難生活を送られている、福島県南相馬市の子供達が笠間の祭に参加されるそうです。
どうか、野外で思い切り遊んで、良い一日となりますように。


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