人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

「雨ニモマケズ」コメント

2011-04-05 14:11:02 | 後押ししよう
ミヤザワケンジが我が国最大級の難事に再登場した、と思った。

この詩を子供たちに覚えさせた学校の先生はすごいと思った。


上越市の春日山城跡から。


雨ニモマケズ

2011-04-05 08:35:55 | 後押ししよう
4月から中学校に上がる孫が「雨ニモマケズ」を全文
暗記していた。小学校で先生が覚えさせたらしい。
折しも新聞は大震災へのメッセージとして、渡辺謙さ
んらが「雨ニモマケズ」を朗読していると伝えている。

「ふーん、宮沢賢治か」とじじいは新聞に掲載されてい
る詩を改めて読んだ。
 
 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雲ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナカラダヲモチ
 欲ハナク
 決シテ瞋(いか)ラズ
 イツモシズカニワラッテヰル
               あと続く

孫が覚えているのは、この詩だけでなく、「方丈記」も暗
記している。
 
 行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えまた結びて久しく
 とどまることなし。

ここまでは、どなたもご存じだろう。
このあと、どこまで覚えているかは聞き損ねたが、転変地異
ばかりでない。「嫌な世の中」を綴っている。

これらの、古典を覚えさせた孫の先生は、東日本の大震災を
予想したわけでないだろうが、ぴたりだった。

 東ニ病気ノコドモアレバ
 行って看病シテヤリ
 西ニツカレタ母アレバ
 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

避難所で子供たちが食事や洗濯などでお手伝いしている。
まさに「雨ニモマケズ」を実践している。

孫よ、いつまでも詩を忘れるな。
覚えるだけでは、意味が薄いよ。


上越市を取り巻く山々は銀色。 
 

関西人にとって東北とは

2011-04-03 18:30:23 | 後押ししよう
16年前、阪神淡路を襲った大震災の時、京都は震度5強だった。地震は
あらん限りの力でマンションを揺すったが、家具が倒れるだけで、京都
の被災はほとんど無かった。

神戸を訪ねた。大阪から阪急に乗っていると、次第に家屋が倒壊していた。

神戸は大火災に遇っているのに、災害地から電車で2,30分の大阪市
何事もなかったように人々が歩いている。そのギャップに、少なからず
ショックを受けた。

今度の東日本を襲った災害に関西に住む人達はどう受け止めただろう。

手始めに東北6県を地図で描けますか。旅行で一回訪ねたくらいでは、
描けまい。

関東は? 埼玉県に海はあるか。

地図が描けない人にとって、テレビや新聞で今度の大災害を見る
だけでは、東北が壊滅したと感じる人もいるだろう。

今からでもいい。東北のことをもっと知ろう。どうやら、震災復興
は長丁場になる模様だ。それには、莫大な資金を必要としている。

関西人が援助をするのは、これからだ。じっくりと。