カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

仮面の男

2016-03-28 00:26:28 | 依頼です、物書きさん。
顔を隠して生活する画家と健康的でいやに行動力のあるニートが別れるまでの話

 ある漫画で主人公が産まれる前に顔を怪我して以降、仮面を被って生活していた亡父を持つ少年と母親に纏わるがあるが、僕と叔父は最近までそれに近い関係だった。火傷の治療が終わるまで仮面姿で生活する画家の叔父の代わりに買い物をしたりするのが、当時ちょうど学校にも仕事にも縁の無い生活をしていた僕の役目で、それは叔父の治療が終わるまで続いた。
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