大震災から11年目を前に・・・

アメリカン・ブルーです。



春の陽ざしが家の中まで届くようになりました。
ルナは、床の温かさに、
外を眺めながらゆったりと過ごすようになりました。

あの日・・・
信じられないほどの大きな揺れの中で、
ルナは私の腕の中でじっとしていてくれたことを思い出します。
そして、翌日・・・
暖房が使えない部屋の中で、
窓辺に長座布団を敷いてルナを抱いて過ごした時間が蘇ります。
暖かな陽ざしに感謝しました。

明日で、東日本大震災から１１年を迎えます。









昨日、友人とおよそ３か月ぶりに会いました。
最近はランチは無く、午後のお茶の時間を過ごします。
お互いがワクチン接種３回目が終わったということで、
久しぶりのお茶・・・話が止まりませんでした。
ついつい時間を忘れて、周辺に夕暮れの明かりがつく時間まで・・・
本当に楽しかったひとときをありがとう～♪







彼女はお料理上手、お菓子上手で、手作りのお土産を頂きました。
新しいオーブンを買ったと聞いていたので、
イタリアンテイストのお土産、昨日の夕食にそのまま頂きました。
デザートのティラミス、写真を撮り忘れましたが、絶品でした。






一方、私の方は、先日観たテレビの内容があまりにも良かったので、
その後すぐに「ニシキヤキッチン」へ行って数種類を買い、
一番人気という「レモンクリームチキンカレー」
彼女がきっと好きだろうと用意して行きました。
「これ大好き～♪　　でも、しばらく食べていな～ぃ」
そう言って喜んでくれました。
その時に、そのテレビで知った話をしました。


３月６日（日）　AM10:00～
ｋｈｂ　　カンブリア宮殿
２８０種類のカレーを作る宮城の㊙企業


宮城県岩沼市に拠点を構える株式会社にしき食品
その社長さんがその番組に登場し、
小さな佃煮を扱う会社に、
レトルト食品を作る機械の販売に行った時から話が始まりました。
機械の売り込みは成功したものの、
買った会社が使い方が解らない、ぜひうちの会社に来てくれと説得を重ねられ、
遂には転職をして、現社長の座に座ったとのこと。
水にこだわり、塩にこだわり、
「自然の美味しさにこだわります」
その想いが、多くの企業に賛同を得て、
中でも、「無印良品」とのつながりは大きいと言います。
そして・・・
あの日、大津波を受け、工場の一階はほぼ壊滅。
そんな時に電話があって、
「在庫はありますか？」
「何とか３０００箱は無事でした」
「それではそれを全部買い取ります。こちらからトラックを差し向けます。」
社員総出で、無事だったレトルト商品をトラックに積み、
代金もすぐに支払ってもらい、この恩を返さなければと思ったと話されていました。


そしてここからが凄いのです。
「無印良品」はその買い取った商品を被災地の支援に充てたという話。
１１年を迎えようという今、初めて聞きました。
当時、原発の影響もあって、トラックが東北へは入りたくないと・・・
流通が止まり、スーパーやコンビニも通常になるまでものすごい時間がかかりました。
そんな中、お湯で温めて食べられるレトルト食品、
しかも美味しいその味は、
支援を受けられた方々の心にも体にもしみ込んだことでしょう。
信頼の中から生まれた企業同士の連携のすばらしさ、
今更ですが、今後も両企業の商品を応援したいと思いました。
更に、びっくりしたのが、
「無印良品」も良く買い物に行きますが、
常々愛用の大好きな「アフタヌーンティー」
そこのレトルト商品もにしき食品が作っているとのこと。
「こだわり」を共有出来ていたかなぁ～と嬉しくなりました。


明日は３月１１日・・・
コロナウィルス、ロシア・ウクライナ問題にかき消され、
震災の記憶がややもすれば遠のきそうですが、
１１年目からは美味しさに元気を貰いながら、
希望溢れる再生へと気持ちを切り替えられるような気がします。