レアサウンズジャズオーケストラ
オータムコンサートが無事終了致しました。
世界のトッププレーヤーと共演出来る、
なんとも有り難いこのコンサートも
春が19回、この秋が11回目と、
合わせて丁度30回目の節目であるとは
ステージのご挨拶でお話させて頂いた。
そして今回のそのゲストが、
正トランペットの神様と言って過言でない、
ボビー・シューさん!
なんと光栄な事であろうか!
そんな有り難いその日の記録を残しておきたい。
朝一番会場搬入口に集まったメンバー。
このシリーズだけで30回のコンサートだが、
他にもリサイタルなどと銘打ち活動していた
その回数も含めるとこのシーンは何度目であろか。
いつもこの朝の清清しい空気感が気持よい。
ボビーさんの都合上バリアフリーが必要だった為、
今回の会場となったのは名古屋市西文化小劇場。
我々二度目となる手頃な広さの会館である。
いつもの様に、舞台班・受付班に別れ設営が進む。
毎回毎回思うのだが、やはり年二回
こういうイベントを繰り返してくると
手前味噌だかテンポ良く準備ができていくのは、
本当に気持がよいものがある。
きっとそれはメンバーもそう思っておられ様が、
昨日の記事では無いが7枚の指示書が
活躍していると、勝手に思い込んでいる私。
時間にも余裕が出来、上の写真のような
装飾までする余裕なのてある
実はチケットの売れ行きがとても心配で、
なかなかメンバーも好調に売れているとは
言いがたい状態が続いていたのだ。
ところが最後の一週間でグーンと売り上げが伸び、
昨日の時点でキャパ数を完売してしまった。
でも、当日券を販売するという事になっていたので、
キャンセルが有った僅かな分を販売することに。
こう言う施設でやる以上キャパ以上
販売出来ないのが原則です。
結局ホームページで告知した当日券発売時間に
数名並んで頂き即完売。当日券売切れになったのです。
申し訳無くお帰り頂いた方もいらしたと言うこと。
結果的にはいつもの様に当日来られなくなったと言う
キャンセルシートが少し見受けたので
入って頂いても良かったかな…とはあとの祭り。
ライブハウスの様に座席を増やせないホールでは
なかなかその辺りの決断が難しいですね。
さて役割の話に戻り会計さん。
当日券は即売り切れたのでお金のやり取りは
無い様に思われるかもしれないが、
当日、受付でチケット引換の取り置きでいらっしゃる、
たくさんのお客様のためにお釣りなども必要。
勿論会場費や音響、ゲストへの支払いも、
全て当日ニコニコ現金払いですので、
会計さんは大変忙しく面倒なんですね。
ホールだったのでこんな仕事もありました。
畳一畳分の大きさの立て看板。
当社で作成させて頂きましたが綺麗でしょ!
もしご覧の方で必要でありましたら、
是非ともご用命くださいませ!
そしてピアノの調律。
以前のメンバーでもあり映像記録を残してくれる
Mさんにいつも助けて頂いています。
コンサートの日程だけ言っておけば、
私は一切何もやらなくても、
こんな事まで済んで行くのも回を重ねたお陰です。
さてボビーシューさん到着。
やはり、非日常のピリッとした緊張が走ります!
ボビーさんとの共演は7回目(光栄すぎます!)
このブログを書きはじめてからでも3度目。
彼のリハーサルの印象はどちらかと言うと、
決め事の部分のみをさらって次々進んだのだった。
が!!
今回は全く違う!
全曲、全コーラス、オール通しのリハーサル!!
彼は来日したばかり。
私は移動で疲れておられ様から、
比較的ラッパ隊に優しいボビーさんなので
以前にもましてリハーサルが省略かと思いきや、
真逆!
後から察したのだが、
彼は楽器を吹くのが一週間振りだと言うのだ。
だから彼なりにその一週間のブランクを
取り戻すべく全曲通しとなったのであろう。
む。。何とも私には試練。
開場前から並んで頂いた方こんなに。
ホールの創りの関係上、
中で並んでいただかないと、
エレベーターにつかえてしまうためこんな感じ。
ただこの頃ボビー曲全曲通しの、
なんとも言えないバテと重い気持ちの時を過ごす。
所詮私はアマチュアミュージシャンだなあと、
つい卑屈になってしまいました。情けない。
緊張最絶頂のチューニングの図。
私、本当に緊張しました!
さて開演!
と!ところが一曲目からミスが!
不思議な物で負の連鎖がここから始まる…
吹っ切ろうとしても、
何処かでまた誰かがやらかす!
お客様にわからないレベルの物で済んでいれば、
まだよかったのだけれど……
あれだけ練習したのに!
まだまだ足りないんですね……
そして、
一部最後の曲で本当に崩れかかる。
それでもアンケートでは
良い曲にあげてくださってる人も多かったので、
失笑を買うほどではなかったかと、
自分を慰めたいところだが…
ここで崩れてはなるものか!と
合っていようが違っていようがお構いなし!
リードラッパの特権と言うか、
リードラッパだけらこその仕事として曲を牽引。
大こけすることは幸い防げましたが、
スリリングな一部が終わったのでありました。
ほ!
第二部開演!ボビーさん登場!!
お客様もじっと聴き耳を立てている、
そんな雰囲気がじわっと我々に降りかかります。
リーダーとしての挨拶の中で申し上げた様に、
本当に客席で聞いてみたい!と
そんな思いにさせられる素晴らしい音色!
同じ楽器から出る音とは思えぬ、
そんな事さえ思ってしまうほど正に神様^ ^
のちにボビーさんから褒められた一つが選曲。
7回の共演で得た曲数は50曲は超える。
その中からコンマスと協議を重ね決めたのが、
昨日のメニュー。
いつもいろいろ考えてくれるMC君の
効果的な曲の説明もあってか、
自画自賛で恐縮ではあるが良い選曲だっ様だ。
そしてこうしてボビーさんとまさに共演。
バトルをさせて頂きました。
…やはり嬉しい!
大きな拍手とアンコール。
最後まで楽しく演奏させて頂けました!
乾杯!
ステージの充実と乾杯の発声の大きさは
比例するものだといつも思いますが、
今回も大きく賑やかな乾杯でした!
ボビーさんのお酒好きは我々の中では有名。
高山スイングエコーの皆さんから差し入れで頂いた
濁り酒を実に美味しそうに呑むボビー!
私もボビーと肩を組みながら呑んだほど。
本当に楽しいひと時でありました。
そして最後はボビーさんから一言いただきました。
ステージでも仰っていた我々は友達であると言う話、
本当にありがたく、光栄なお話でありました。
昨日今日といろいろな方から感想をお聞きしました。
その中のお一人の方の表現がとても嬉しかったのです。
それは、
今まで、盛り上がると言うのは、
手を叩き、また、時に立ち上がり、踊り騒ぐ、
そんな状態のことを言う物だと思っていた。
しかし昨日の特にボビーさんの演奏を聴いて、
決して手を叩くだとか飛び上がる事はなくとも、
心の中で燃え上がるかの如く盛り上がる!
そんな気持ちになる事が出来たと言うことなのだ。
すごくありがたく、そして説得力ある感想。
ボビーさんがいらっしゃらなくとも、
また、コンボなどでバラードなどを吹いた時、
私の音だけでもお客様にそんな感想を抱いてもらえる様、
もっと頑張ろうと言う指針にもなりました。
明日から出張に出ます。
また一生懸命仕事をするエネルギーが湧きました!
ご来場頂きました全てのお客様に感謝し、
2015オータムコンサート本番記録、
完。