青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

職人

2010年03月20日 | 思うこといろいろ
トランペットのウォーターキーが
ここの所どうも調子が悪かった。
つば抜きの穴を塞ぐものだが、
私のタイプはコルクではなくゴム。

専門的な話で分かり難く恐縮だが
完全に密閉をさせるために、
ゴムの形状が凸型をしており、
穴の凹に噛合う様に出来ている。
その為微妙にずれると完全に塞がず
ラッパが異音を発するのであった。

症状をリペアマンに伝えると、
問題をいち早く察知してくれ、
見せてくれたのが下の写真。



分かり難いが中心の穴に腐食が始まり
もう少しで演奏中に折れるところ。
この原因判明に費やした時間、
ほんの数秒であったのが天晴れ。
やはりその道のプロである。

在庫が無いため、とりあえず応急処置。
それもあっという間のわずか5分。
違うメーカーのそれを上手く付けてくれ、
これでストレスから開放された。
まぁ逆に言うと楽器のせいには出来ない。

楽器のリペアの現場を久しぶりに見た。
何とも独特な職人工房のような様子。
まさに楽器の病院である。
しかしその処置たるは流石であった。





ところでこの日に購入して3年で腐食???
私の唾液に何か悪い要素でもあるのか

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2 コメント

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Unknown (でびる)
2010-03-22 16:49:46
私の曲がったソプラノも昨日、入院させました。
この間から下の音がどうもひっくり返る傾向にい
あったもんで…
(あおやきさんのような高酸性唾液による腐食で
はありませんが、木管にしか分からない悩みかな)
リペアする人は昔からおせわになっている人で
大正末期の稀少楽器に職人魂丸出しでしたので
きっとうまく再生されることを祈ってますよ。
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でびるさま (あおやき)
2010-03-22 22:17:07
あのソプラノ入院ですか。

どうも抜本的に
木管と金管は構造的に違うみたいですね。

私なんかいつも書きますが、
楽器の違いが余りよく分からない人なので、
こういう構造上の欠陥時のみ
楽器屋に頼るのですよ。

だいたい木管の方々は、
古い楽器を大切に使うあたりも
我々とは違うみたいですね。

早期退院完治を心より祈念致します。
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