久し振りに本物を見ました。
これが本物の「あおやき」。
青写真なのです!
戦後復興の時にこの図面は
大活躍をして当社の基を築きました。
実はこの「あおやき」の現役時代
私はまだ子供でした。
阪神大震災の時の復興では、
この青と白が逆転をした
通称「しろやき」が活躍をしました。
随分沢山関西の物を作りました。
復興と言うキーワードに、
私たちの仕事が関る事がよく分かります。
そして今回も大判コピーで
(これもなぜか「しろやき」と呼ばれる)
復興支援が始まりました。
一日でも早く復興されるよう、
改めて願うものです。
因みにこの図面の写真撮っていたら、
その場にいた会社の人に
「待受画像に使うんですか!?」と。
思わず笑ってしまいましたが、
いくら社長の私だからと言っても
流石にそれはしませんよ!
その白焼きの図面は今でもお目にかかることがあります。昭和30年代くらいの設計図だとそれですね。見にくいのですが、字がやたらかっこよく書いてあったりして、今これで図面焼いたら話題にはならないけどブログネタにはなりますね。
私が社会人になって、つい10年前くらいまでは青焼きで、図面がうまく書けることはステイタスになってましたね。特に字がうまくないといけなかったです。また、図面表現にいろいろ凝ったりしてました。今でも手書きの図面を書くことがありますが、やっぱりコピーよりも青焼きのほうがずっと味わいがあるし、きれいですね。ある有名な建築家は今でも手書き図面で、青焼きでやってますし、同業仲間でも青焼きがいいと言っておられる方もいらっしゃいます。ニーズはありますよ!
是非貴社で「青焼き承ります!Byあおやき」の看板を上げて下さい!
よく聞かれましたっけ。
「あおやぎさんって誰。」
あんた、「あおやぎさん」って・・・。
「青ヤギさん?(え、動物?)」
「青柳さん?」
どっちもはずれ。ブー。
現在使われているいわゆる写真の反対の、
上で書いたところの「しろやき」というのも
「あおやき」と呼ばれていたのは事実です。
ややこしい・・・。別名陽画とも言います。
ただ、歴史的に見て、あくまでも「あおやき」は
この年代物の物の呼称としていたため、
時々混乱したこともありました。
ですので、M工社のA木さんにご注文されていた
その言葉は間違いでは無く、我々もそう言っていたのは確かです。
その頃は、特にゼロックス(これもおかしな名だけど)と、
区別するために「あおやき」と言っていたという理由もありますね。
おっしゃる通り確かに陽画のニーズはまだありますが、
業界として機械の生産がストップしているために、
早く普通紙に戻ってもらいたく役所に働き掛けを続け
(仕様書などに陽画の記載削除を求めた)
今はほとんどなくなってきています。
当社で最後まで残りたいとも思いましたが、
残念ながら機械が壊れてしまいましたので
今では協力会社さん頼りで、そこも風前の灯。
時代は変わっていきます。
あおやきの紙を食べる青山羊
でも未だに「ぎ」という方いらっしゃいます。
もっともそれ以前に私は○上ですけどね!