楽譜が読める印刷屋として
採用を頂いています
タングマジックプロジェクトの
新刊本が10月1日発売になります。


以下解説文です。
ついに夢が実現
金管楽器はタング(舌)とエア(息)で演奏するという
原理を中心としたタングマジック・プロジェクトを始め
て5年目になりました。
その間、何度も杉山先生にお願いしてきた構想が、
シラブルとタンギングの組み合わせ
を徹底的に練習する教則本です。
それはゴードン門下生の間では当然すぎる練習法なので、
どれほどインパクトのあるものに仕上がるか、杉山先生
は当初実感されていなかったかもしれません。
しかしシラブルとタンギングを計画的にトレーニングで
きるテキストは、すべての金管奏者にとってたいへんな
助けとなると考えていましたので、私はあの手この手で
杉山先生の執筆意欲を刺激し催促を続けてきました。
そして長い思索と試行錯誤の末に、ついにその教則本が
完成しました。それが「スムーズタンギング」です。
大ボリュームをコンパクトに
この構想がなかなか実現しなかったのは、エクササイズ
の量が膨大であるため、百科全書のような分厚い教則本
になってしまうおそれがあったためです。
そこで音符とモデル(シラブルとタンギングの組み合わ
せ)をシンプルに表記できるよう、それぞれを分けて掲
載するという画期的な方法が考案されました(しかも日
本語のシラブルを使ってあるのでわかりやすい!)。
この表記法によって、すさまじいボリュームのエクササ
イズをすっきり18のレッスンに収めることができました。
各レッスンの譜面は3ページしかありませんので、それほ
ど厚い教則本には見えません。しかし実際に練習すると
なると大変な時間を要するのです。
レッスンごとにモデル数は異なりますけれども、全部で
176のモデルを練習します。ひとつのモデルを1週間か
けて練習しますから、レッスン18まで終えるのに176週
間(3年半ほど)かかる計算です。
レッスン18まで終えたらまたレッスン1に戻って、最高
音を半音上げます。そして1巡目と同様各モデルをレッ
スン18まで練習。
2巡目を終えたら3巡目のレッスン1~18に取り組みます。
このときも最高音を半音上げます。こうして最高音を半音
ずつ上げて、最終的にハイC(実音Bb)まで上がってい
きます。そこまで13巡。
つまりこのカリキュラムを修了するには、176週間x13巡。
これは2288週間(約44年)に相当します。まさにライフ
ワークと呼ぶにふさわしいエクササイズです。逆に言えば、
本書「スムーズタンギング」はそれほどの内容を持った教
則本ということですね。
モデルの実例
モデルの実例を見ましょう。引用したレッスン2には全部で
12のモデルがありますけれども、そこから4つのモデルだ
け抜粋しました。

ひとつのレッスン内では、あるフレーズを、音域を変えなが
ら18種類練習します。そして第1週は1番目のモデル「タティ
タティ」を使います。
第2週はKタングを使って「カキカキ」、第4週はKとTのタ
ンギングを組み合わせて「カティカティ」、第5週はタンギ
ングとスラーを組み合わせて「タティタイ」と歌いながら演
奏します。
12週間ですべてのモデルを練習したらレッスン3へ進みます。
このようにしてエクササイズを進めていきます。
さあ、秘宝が眠るタンギングの世界。じっくり楽しみ
ながら掘り起こしていただければ幸いです。
採用を頂いています
タングマジックプロジェクトの
新刊本が10月1日発売になります。


以下解説文です。
ついに夢が実現
金管楽器はタング(舌)とエア(息)で演奏するという
原理を中心としたタングマジック・プロジェクトを始め
て5年目になりました。
その間、何度も杉山先生にお願いしてきた構想が、
シラブルとタンギングの組み合わせ
を徹底的に練習する教則本です。
それはゴードン門下生の間では当然すぎる練習法なので、
どれほどインパクトのあるものに仕上がるか、杉山先生
は当初実感されていなかったかもしれません。
しかしシラブルとタンギングを計画的にトレーニングで
きるテキストは、すべての金管奏者にとってたいへんな
助けとなると考えていましたので、私はあの手この手で
杉山先生の執筆意欲を刺激し催促を続けてきました。
そして長い思索と試行錯誤の末に、ついにその教則本が
完成しました。それが「スムーズタンギング」です。
大ボリュームをコンパクトに
この構想がなかなか実現しなかったのは、エクササイズ
の量が膨大であるため、百科全書のような分厚い教則本
になってしまうおそれがあったためです。
そこで音符とモデル(シラブルとタンギングの組み合わ
せ)をシンプルに表記できるよう、それぞれを分けて掲
載するという画期的な方法が考案されました(しかも日
本語のシラブルを使ってあるのでわかりやすい!)。
この表記法によって、すさまじいボリュームのエクササ
イズをすっきり18のレッスンに収めることができました。
各レッスンの譜面は3ページしかありませんので、それほ
ど厚い教則本には見えません。しかし実際に練習すると
なると大変な時間を要するのです。
レッスンごとにモデル数は異なりますけれども、全部で
176のモデルを練習します。ひとつのモデルを1週間か
けて練習しますから、レッスン18まで終えるのに176週
間(3年半ほど)かかる計算です。
レッスン18まで終えたらまたレッスン1に戻って、最高
音を半音上げます。そして1巡目と同様各モデルをレッ
スン18まで練習。
2巡目を終えたら3巡目のレッスン1~18に取り組みます。
このときも最高音を半音上げます。こうして最高音を半音
ずつ上げて、最終的にハイC(実音Bb)まで上がってい
きます。そこまで13巡。
つまりこのカリキュラムを修了するには、176週間x13巡。
これは2288週間(約44年)に相当します。まさにライフ
ワークと呼ぶにふさわしいエクササイズです。逆に言えば、
本書「スムーズタンギング」はそれほどの内容を持った教
則本ということですね。
モデルの実例
モデルの実例を見ましょう。引用したレッスン2には全部で
12のモデルがありますけれども、そこから4つのモデルだ
け抜粋しました。

ひとつのレッスン内では、あるフレーズを、音域を変えなが
ら18種類練習します。そして第1週は1番目のモデル「タティ
タティ」を使います。
第2週はKタングを使って「カキカキ」、第4週はKとTのタ
ンギングを組み合わせて「カティカティ」、第5週はタンギ
ングとスラーを組み合わせて「タティタイ」と歌いながら演
奏します。
12週間ですべてのモデルを練習したらレッスン3へ進みます。
このようにしてエクササイズを進めていきます。
さあ、秘宝が眠るタンギングの世界。じっくり楽しみ
ながら掘り起こしていただければ幸いです。