雑談

本日息子晴れて高校入学。

通勤途中にも新小学一年生の姿を見るに、
我が息子のあの頃を懐かしく思うと同時に
時の流れの速さを改めて実感。

そんな息子と昨晩２人で２時間弱会話。

嵐のなんたら君が出るテレビドラマに
我が家女性陣が釘付けであった事もあり、
リビング離れ２階で２人の雑談となった。

話のきっかけとなったのは、
昨日届いたアマゾンで購入したＣＤから。
このＣＤの内容の話は又の機会とするが、
そもそも私がいつからジャズを聞くように
なったかという彼の質問から始まった。


思えば息子の年齢。高校１年の秋。
今のアサヒフレッシュサウンズさんの前身
旭吹奏楽団に高校１年で入れて頂いたのが
初めてのジャズとの出会いであった。

吹奏楽団とは名ばかりで、
確実にフルバンドの体裁をしていたとは、
以前も確かこのブログで書いた記憶があるが、
結果的に大学の先輩に当たるＡ氏の奏でる
テナーサックスのとてつもない音量と
当時の私にとって異次元のアドリブに驚嘆し、
ジャズへの傾倒が始まった、と言ってよい。

そんな歴史を語っていたところ、息子、
私の若い頃の人に言えない話が聞きたいと言う。

何でも家内と、そんな話聞きたいよねぇと
先日会話していたと言うのだから、
おいそれと、バカ！？な事は暴露できぬ？！

そもそも人に言えない話だから、
おまえにも話できないじゃないかとかわしつつ、
特に音楽にまつわる話が聞きたいとの事で



大学時代に

　三重県のどこかの会社の周年行事で
　依頼演奏をさせていただいていた時
　そこの社長さんがいたく喜んで下さり
　演奏中にもかかわらず社員の人達が総出で
　お酌をして下さり、すごい量のお酒を頂き、
　ちわっす！ごっつぁんです！と言っては呑み
　呑みすぎて演奏中に吐いた奴がいた話

とか、

　バニーガールのいる店での演奏中、
　サックスの譜面台の目の前のお客様の所に
　食事を届けに来た可愛いバニーガールの
　お尻が目前に迫り、つい興奮してしまい
　鼻血を出しながら演奏をした奴の話

とか、

　岐阜県の楽器店主催のピアノ発表会の
　手伝いで演奏に行った時打ち上げで
　綺麗な先生に囲まれみんな呑みすぎ、
　ふらふらで名鉄電車の最終に乗ったは良いが
　１人トイレが我慢できなくなり、
　車掌に止まってくださいと頼んだ話

とか、

　結局電車は止めれないので、
　なんと！車両と車両の間の連結部で
　「やって」も良いと車掌さんに言われ、
　いくら客が少なかったとはいえ、
　本当に「やって」しまった！奴の話

とか、

　三河の楽器店主催のピアノ発表会の
　手伝いで演奏に行った時の本番で
　小学低学年の子の演奏を手伝っている最中
　我々が入るところを間違え演奏ぶち壊し。
　その女の子が大泣きしてしまったという
　何とも今でも懺悔の気持が残る話

とか、

　三河のとある青年会とか言う集いに招かれ
　当時流行っていたディスコを演奏したら
　酒も入っていないのに皆陽気に踊る姿に
　ばっかじゃないのと斜め透かして見ていたが、
　チークタイムになり、酒も入っていないのに
　抱き合い踊る彼らにもんもんとむかついた話

とか、

　比較的金額の良い条件でのステージ演奏と
　言われ紹介を請けたバイト先に行くと、
　何と騙され、昔のおかしな衣装を着せられ、
　何とか劇団の人３人と、我々３人程で、
　広小路通りをちんどん屋で練り歩いた話

とか

　ポプコンの東海北陸大会決勝、
　ホーンセクションのアルバイトで
　あるロックバンドの一員として参加した際、
　その時優勝したあの「あみん」の１人に
　事もあろう声をかけた奴の話

とか、

　その声のかけ方が「緊張してるんペ？」と
　Ｇ馬弁丸出しで苦笑されてしまった奴の話

とか、

　よりによって手伝ったそのバンドが３位に入賞し、
　アルバイトだから表彰されないと思ったら、
　ホーンセクションの人も前へ！と招かれ、
　うっそ～！と客席後方からステージへ行く最中
　人生最初で最後の花道スポットを浴びた話

とか、

　そのステージ上で当地区で有名なアナウンサーに
　今の気持はどうですか！？とマイクを向けられ、
　「とても嬉しいです！信じられません」等と　
　人生最大の嘘をついてしまった話
　
とか、
　
　アクエリアスさんという当時当地で
　結構活躍しておられたロックバンドの
　ホーンセクションのお手伝いさせて頂いた時、
　ステージ脇から台車のような物に乗って
　曲の途中で吹きながら出て来る予定だったが、
　その台車を引っ張る人の力が強すぎて、
　乗っていた我々３人が完全によろめいてしまい、
　肝心なフレーズが吹けなかった話

とかとかとかとか・・・・。


人に言えない話は、
当然ここでも書けない話なのだが
それでもこの息子には話せる話もあり、
笑い転げながら私の話に付き合ってくれた彼。


高校生になった今、
心の成長だけは支えてきたという実感です。


注：「奴」表記はくれぐれも私ではありません。