マッサージ

今朝６時から私の布団にやってきて
「あのさぁ～、今日市民祭でさぁ～」
何々、まだ６時じゃんと鬱陶しそうに私。
が、まったくお構いなしに、
「あのさぁ～、今日市民祭でさぁ～」
「だからなに！？」

私の住む街の一大イベント市民祭。
ここで何度も触れてきたが、子供たちの
トランペット鼓笛隊のパレードにステージ演奏、
フリーマーケットや屋台などが並ぶ
随分にぎわうお祭りなのである。

ただ少年野球をやっている子供たちには、
市民祭は結構無縁。現実に今日は午前練習で
明日はお祭り開催中ず～っと練習。
ちょっと可哀想といえば可哀想なのだが・・。

「今日の午後しか行けれんのだって。市民祭！」
「だから、なに！？」
まぁその言い方で一番初めから
何の用事か分かっていたのだが、
そうそう簡単に小遣を渡してなるものか！！

「ちゃんと毎月お小遣あげてるジャン」
「たこ焼買うと無くなっちゃうんだって」
「ほんなら、買わんときゃいいがね」
「ほしいも～～ん！！」
「そんならたこ焼代だけね」
「リンゴあめが～」
「・・・・」

と、朝の布団での交渉は続く。
ふっと、「それならマッサージしろ」と私。
寝起きのマッサージも結構気持ちが良いもの。
そこそこ大きくなった息子は、足を踏ませても
なかなか気持ち良くなって来たのだ。

そうだそうだ、労働で報酬を与えよう。
そう決めでどうだろう１０分ほど、
あそこ叩けだの、ここ踏めだの、そこもめだの・・・。
まぁこれぐらいにしといてやるわ！と、
たこやき代＋リンゴあめ代を与えたのでありました。

そして一旦部屋を出て行った息子、
もどって来て私のところに来て一言、
「マッサージ代って５千円するんじゃないの？」

あのねぇ、それはプロのマッサージ師さん！
それも一時間だよ！
いらんことだけしっかりと覚えている息子であった・・。

とっとと野球行って来い！