青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

Memories of Hong Kong

2011年11月28日 | 本番記録
7回目を数えたレアサウンズの秋のライブ。
今年も又皆様の本当に暖かな声援に支えられ
無事終演することが出来ました。


今日という日

2005年から毎年開催しているこの
レアサウンズジャズオーケストラオータムライブ。
丁度このブログを書き出した直前に
サックス奏者、リッチー・コール氏を招いて
ボトムラインで開催したのが始めでした。

正直な話、年2回海外ゲストを招き入れて
大きなイベントを開催するというのには
バンド内部でも賛否両論有ったのは事実。

それでもこうして7年もの積み重ねが
出来た原動力は今は亡きバンド創設者の
西川さんのこのイベントに掛ける思い。
大袈裟ではなく折角頂いた人生のチャンス。
しっかりとそれを受け止めてやり遂げる大切さ。
そんな当時の思いをじっくりかみ締める
私にとってはそんな日なのであります。


サニーサイド

天白区にあるライブシアター・サニーサイド。
今回のステージはレアサウンズでは3回目。
私は一ヶ月ぶりのステージとなりました。



このライブハウス、ビッグバンドが入る規模も
雰囲気も大変良いのですが唯一の難は立地。
どうしてもお客様にご不便を掛けてしまいます。
改めてご来場頂きましたお客様に感謝です。

今回はレアサウンズ単体で第1部を演奏し、
第2部からゲストとの共演ステージとしました。
その大きな理由もこのライブハウスにありました。

どうしてもゲスト待合いスペースがとれない。
苦肉の策として、リハーサルと本番の間、
ホテルに帰って頂くという策を取ったのです。
そのためには、居心地の良いホテルでなければ。。



という事で、私が手配をさせて頂いたホテル、
ご覧のようなエグゼクティブ何たらという
50平米ほどの大変広いお部屋なのだが、
実に実にリーズナブルで借りることが出来満足。
で、後に聞く所ではゲストも大喜びであったとの事。

何度も行き来してもらうストレスを
少しでも軽減して下されば手配した甲斐ありでした。
そう、自分で言うのもなんですがこう言う気配りが
ステージの成功を左右するのだとも思うのです。
バンドとしてのおもてなしの心という奴でしょうか?

なんかライブハウスの不満を書いている様ですが
思いは全くの逆。このライブハウスは店長さん始め
スタッフの方々も大変良くして下さり、
上記したほんの一部の物理的な難以外は大満足。
そもそも我々入りの時間もゲストの都合に合わせ、
比較的通常より早くして頂いちゃったりしたのです。
毎度我が儘で申し訳ありません。


再会!

ゲスト、ボブシェパード氏とは、3度目の共演!
以前の事もおぼろげながら覚えていて下さり、
大変嬉しい再会となりました。



そして何とも我々に対して、
東京土産を買ってきてくれたのには仰天。
こういう心配りに国境は関係なしですね。
又、ツアー半ばを過ぎお疲れであろうも、
笑顔で元気よくリハーサルに臨む姿は敬服。

毎度毎度ここで思うことなのですが、
出来る人の対応というのは実に素晴らしい!
後にプロモーター氏がステージで話されていたが、
一流玄人向けミュージシャンなのだけれども、
我々アマチュアに対しても実に実に紳士的!
そしてリハーサルは一部クリニックも交えて
楽しく進んでいったのであります。

この方の音へのこだわりは今回のツアーレポを
以前ここでも転載して紹介をさせて頂いたが、
それだけにサウンドチェックは実に慎重。
ここまでのこだわりを持ったゲストは、
今までにいなかったのではないだろうか。

確かに音楽は、技術・能力を聴かせる訳ではない。
音を聴かせるわけですからね!
これは当然サックスに限った話では全くなく、
我々にもしっかり通じる。50にしても学習です。


スタッフ

今回も家族に支えられてのステージです。
実は、受付をメンバー家族知人で探していたのですが
なかなか思うに当てはまる人登場せず。

来場頂ける奥様方は見たい聴きたい訳でして、
無理にお願いするわけにも行かず、
今回も我が家族にお世話になった次第。

娘と息子が兄弟で動いてくれました。
もっとも、バンドからバイト代は頂きます。
皆さんが「お手伝い、偉いねぇ」と言ってくれますが、
もらう物があるので来るわけであって。。。
・・・でも、正直親としては嬉しい物です。


開場

今回も開場前に十数名並んでいただけました。
本当に頭が下がる思いと同時に嬉しい物です。

受付に娘、パンフレット配布が息子。
続々とお客様が入って下さいました。
もともとお店に迷惑も掛けたくなく、
毎回丁度満席を目論んでチケット販売する我々。

一部開演前に、見事に埋まって下さったのは、
大変有りがたい限りなのであります。

受付横で香港の時のように?円陣を組み!

いざ本番!


香港の思い出

開演。みんな実に落ち着いたスタート。
昔は緊張でがちがちで失敗したなんて事も、
結構良くあったのだけれども、
最近は皆年相応に落ち着き払ってきたのか、
いつも通りの、いや、いつも以上に落ち着いていた。



前日パンフレットを作っていたときにふと、
今回は香港で演奏した曲が沢山あるので、
サブタイトルを「香港の思い出」にしようと
勝手に一人で作り上げてしまった私。
なんと言っても一部の曲6曲の内4曲も
香港で演奏させていただいた曲なのだから。

メンバー諸氏、勝手なタイトル付けで申し訳なし。
ただ、MC君の絶妙なトークで、
香港の雰囲気も十分伝わったのではないかと自負。

ところで風邪が治らぬと先日来言っていたが、
今日風邪がひどいのではみんなに迷惑がかかる。
そこで昼食後念のために風邪薬を飲んだのだが、
これが思いもよらぬ状況に陥らせる事となった。

まぁ、言い訳といえば言い訳なのだが、
一部中盤からものすごく喉が乾くのだ。
吹いている途中でもそれが分かるほど乾く。
一部最後の曲でとうとうそれが顕著に表れ、
明らかに練習の時には楽勝で出ていた音が苦しい。

とはいえ、あれもやらないといけない!


裏タイトル

これも一人で勝手に名付けた裏タイトル。
「ドラゴンズよ今年もありがとうライブ!」

ただ、こちらも勝手に
裏タイトルといっているのではなく、
「実行」しなくては何ら意味を持たない。
そこでレアサウンズドラゴンズ会会員諸氏に
2日前にメール。内容はずばり下記の通り。

 レアサウンズドラゴンズ会会員の皆様。
 あと2日となりました。寒い日が続いていますが
 体調を整え当日宜しくお願いいたします。
 さて、日本一は逃したものの、ドラゴンズの活躍は
 我々には大変嬉しいシーズンでした。
 そこで、ドラゴンズに敬意を表し!?
 パピュラリティーのドラムソロの間に、下記の要領で、
 ドラゴンズコールをして盛り上がりたいと思います。

 前回思いつきでやや失敗しましたので、
 今回はしっかり決めてかかりたいと思います。
 ドラムソロから、パーカスのソロに移ります。
 パーカス君には既に概要はお話ししてありますが、
 バピュのテンポから一旦脱していただき、
 トントントン休み トントントン休み の
 「例」テンポを作っていただきます。

 そして、コンマスのサインもしく「せーの」のかけ声で、
 立ち上がって、ドラゴンズ!休み ドラゴンズ!休み の
 コールをお願いします。

 その際、ドラゴンズグッズをお持ちでしたら持ち寄ってください。
 尚、「ドラゴンズ!」 コールは、「8回」とします。その後、
 「二連覇!」を「4回」、「落合!」を「4回」やった後、
 ドラゴンズが得点をしたときのコール、
 「ばんざーい、ばんざーい、ばんさーい」と
 3回言って拍手でしっかり終えます。
 その後はドラムで繋いでいただき、カウントで頭に戻ります。


 
 尚、ドラゴンズ! 二連覇! 落合!のプラカードは私が作り、
 お客さんにもコールしていただこうと考えています。
 ご質問がありましたら当日お願いいたします。

 尚万が一、ドラゴンズファンではない方に
 メールが行った場合お詫びいたします。
 折角盛り上がる材料ですので、大目に見てやってください。

 特段G党3名には、別にメールをして了解を得るつもりです。
 では宜しくお願いします。

                  あおやき





もののついでなので、
G党諸氏に差し出したメールも披露しておきます。

 あと2日となりました。
 寒い日々ですので体調整えて当日をお迎え下さい。

 さて、既に察知されておられ様かと思いますが、
 バピュラリティのソロのほんの少し間でありますが、
 落合監督に敬意を表し、ドラゴンズコール並びに
 落合コールをたくらんでおります。

 前回、中途半端におわったので、
 今回はしっかり回数決めて取り掛かるつもりです。

 どうか、場を盛り上げたいと思う10名ほどのメンバーの
 気持ちを御理解頂き、寛容なる貴殿方でありますので
 何卒お許し頂きますようお願い申し上げます!
                  
                  あおやき


ここまでの有る意味徹底したお願い!
お陰で計画通り事が進み盛り上がったのは
ご来場いただきました皆さんはご承知の通り。
皆様の盛り上がりにも助けられました。
サブタイトル、裏タイトルともに満足な第1部。
大変大きな拍手を頂き終えることが出来ました。



実はこれをやっている頃にボブシェパード到着。
何をやっているのかとプロモーター氏に尋ねられたとか。
内容を知って「ユニーク!」とは後から聞いたお話。
ゲストにも評価頂いたと勝手に解釈しておきます,!


ボブシェパード!

第2部開演!
お客様も程よく出来上がって頂けて
その雰囲気は我々としては大変やりやすい!



テナー、ソプラノに加えフルート。
今回は色々な音色を聴くことが出来ます。
リハーサルで作り込んだ音は、
お客様にはどの様に聴いてとれたでしょうか?
演奏中も音質に注文をつける辺り、
明らかにプロならではの音へのこだわり。
一曲目から痺れる音色に包まれました。

今回は本当にスタンダードな選曲。
後から見直して自分でもびっくり。
それはそれで難易度の高い物も含まれており、
我々とすればそこそこのボリューム。
ただ、なめていたわけではないけれど、
口の渇きが思わぬバテを誘発している。
まぁこれも単なる言い訳に過ぎないが。。

フルートの音色が素晴らしい!
そう思わせた2部開演3曲目は一風変わった編曲。
ボサノヴァの途中にロックが入るという物。
結構私のお気に入りの一曲は、
まさかフルートで料理されるとは思わずびっくり。
フルート経験者の受付をしていた娘が、
出入口で聴き惚れていたのが印象的であった。

第2部難易度筆頭とも言える「Impressions」
良い感じで走り出しました。が、
ドラム氏、調子に乗っていつもやらない事を!!
お気づきにはならなかったとは思いますが、
いきなり小洒落た事をしでかす!!

一同空気が張り詰めたが、乗り切る。
そう、正に乗り切った感が強かったのである。



しかし、ボブ・シャパード氏のソロは凄い!
私は「モードはどーも」なので(あっ、回文!)
今一生懸命アドリブ研究中であるが、
ボブ・シェパード氏のプレーには驚嘆。
ほんと、びっくり仰天でしたね!!

そしてチュニジアの夜。
これもゲストから頂いた譜面であったのだが、
どちらかというとトランペット用の曲。
ここで私ソロを取らさせて頂いたのだが、
やると決めたのは4日前の練習日。
練習不足と経験不足を露呈してしまいました。
・・・ハイトーン吹いていた方が良いな。。。



ラストナンバー辺りになっても
喉の渇きは治まらず結構苦しいのだが、
もういけいけで吹くしかなく!
何とか最後の音、ハイAも出すことができました。


アンコール!

毎回確かに用意はしている物の、
拍手を沢山頂くとうれしいものです。

そして春のアンコール冷蔵庫に対抗した訳ではないが、
偶然にも扇風機!ウィンドマシーン!
大よそそうなるであろうとは予想していたが、
超高速回転の扇風機!笑えるほどでしたね。
こればかりは後から聴きなおす自信がありません。。。


移動

今回は、ライブハウスでの宴会ではなく、
近隣の居酒屋に移動しての打ち上げ宴会。

以前このブログにも書いたけれども、
宴会ができる居酒屋をネットで探していた所、
マイクロバス送迎つきという文字発見。
なんと便利なシステムではないかと
店の名前を見てみると我が学生時代の大先輩氏が
経営をされているチェーン店の一店。

何せそのチェーン店の誕生の基となった
元祖の喫茶店で私学生時代アルバイトの経験あり。
なんら迷いも無く電話をしてみると、
問題なく予約を取れたのは良いのだが・・・、

なんとなんとマイクロバスの運転手が
そのオーナーである大先輩がご担当との事!
まことに恐れ多いのだが、

それはそれ!

という事で大先輩が気良く迎えに来て下さいました。
でも、やはり恐れ多かったなあ・・・。


乾杯!

何度やってもこの乾杯はたのしい。
最高の仲間と呑む酒は、今年は回数が多い。
それでも何度呑んでも楽しいですね!

ただ、今回はなぜかいまひとつ
ジャングル宴会にならなかったのは、
多少は年を喰ったせい(おかげ)でしょうか?
大人になったということで。。。

ゲスト氏も大変喜んでくださり、
日付が変わるころにタクシーにてお見送り。

宴会場にまでお付き合いいただいた
本日の私のお客様であるPTA諸氏も、
ゲストの見送りにお付き合いいだきました。
ありがとうございました!


反省会

皆が去りなぜか取り残された間の私と爺さん。
呑みたらなさそうな顔をしていたので
反省会に誘うと行くということで二人反省会。

まじめな反省をしながらも、
これからの展望について語ったのでありました。




毎回レアサウンズの本番が終わると思います。
我々は本当にお客様に恵まれている。と。
だから次への本番も沢山の方々に聴いて頂きたいと
一生懸命練習するのであります。

やはり聴いていただける方々がいて下さる事に
感謝なのであります!

我々とやがて20年以上のお付き合いを頂く
プロモーター氏も、レアが年々進化していると
おっしゃってくださり、お世辞だとしても
それはとてもうれしい言葉でもありました。

平均年齢50才の年のイベントが終わりました。
新しい年の予定も一つ一つ決まってきました。

今年レアサウンズでお世話になりましたお客様
関係者諸氏に心よりお礼申し上げますと同時に、
来年結成38年を迎えます一年も
なにとぞよろしくお願い申し上げ、

2011年レアサウンズ秋ライブ本番記録 完
コメント (20)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昼ドラ | トップ | 余韻 »

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2011-11-28 22:42:41
今回行けなかったですが、次回楽しみにしています。
赤マムシより、聴きたかったです。
返信する
と~っても!! (さくら)
2011-11-28 23:23:44
行きたかったんだけど。。。

本番記録を読ませていただいて
次がと~っても!!楽しみになってきました。
返信する
お疲れさまでした (でびる)
2011-11-28 23:30:02
ホテルは大当たりでしたね。読みが深いですな。宴会も実にフランクに喜んでみえましたよ。

私は体調は万全。でも楽器のせいにしないから。
お休み頂いたので、もう一度、病院に送ります。

返信する
Unknown (キーニョ)
2011-11-29 00:13:40
お疲れ様でした!

ゲストのボブ・シェパードさんの音は大好きなので、名古屋は無理としても東京で一目、と思っていましたが、私も長引く風邪(というより咳)からくる体調不良で断念。

あおやきさんの本番日誌から想像させてもらっています。

落ち着いたステージと言えば、夏にご一緒させて頂いたときに、落ち着いた深みのあるバンドサウンドになったな、と思ったのを覚えています。(上から目線?)
今回もあのサニーサイドがレアとボブさん(?)の温かい音で満たされた事と思います。

来年の春が今から待ち遠しいです!
返信する
お疲れ様でした! (すろうはんど)
2011-11-29 00:46:05
今回は行けなくて残念でした。

しかし、こういった詳細なレポは、本当に有り難いものですね。

本番の様子や想いが表裏まで垣間見ることができます。(正確には、見えた気がしてしまいます。)

そして、実際に演奏を聴いたわけではないのに、会場の臨場感やあおやきさん、演奏するレアの皆さんの気持ちが伝わってきます。

音楽は”楽しくなければ意味がない”、そんな志向を、50歳の年代で多くの仲間と共に共有し実践できるなんて、素晴らしいのひとことですね♪

次回ステージ、是非、拝見したいと思います!
返信する
盛り上がlった様ですね (Ken坊)
2011-11-29 08:19:41

僕も今回は行けずで残念至極でした。
代わりにうちの鉄砲玉を送り込みましたが、そそうは有りませんでしたでしょうか?
僕もBobさんと飲みたかったです。

いずれにしても、盛り上がった様子が伝わってきて、嬉しくなりますね。
次回は自分が出動予定です
返信する
丼君 (あおやき)
2011-11-29 08:43:14
ありがとうございます。

やはり本場の一流は凄いです!
返信する
さくらさま (あおやき)
2011-11-29 08:44:38
お仕事ご苦労様でした。
私もそこへ行きたかったんですけど。。。

お陰様で無事終わりました。
又次回ご都合がよろしければお付き合い下さいませ!
返信する
でびるさま (あおやき)
2011-11-29 08:50:08
大変お疲れ様でした。

このイベントが終わるとほっとします。
言い訳だらけで済みません。
どうもボブシャパードさんの時は崩れます!?

来春に向けて又一週間後から宜しくお願いします!

本当にお疲れ様でした!
返信する
キーニョくん (あおやき)
2011-11-29 08:51:51
コメントありがとうございます。

何やら色々とってもお忙しそうで何よりです。。。

来春が楽しみですって、ま、まさか
ひょっとして観客のおつもりでいらっしゃるのですか?

又その辺りは年末年始、ゆっくり酒でも呑みながら、
ちくちくお話しいたしませう。

とりあえずコメントありがとうございました!
返信する