青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

見上げた努力

2007年04月23日 | ジャズだ。ビッグバンドだ
ラッパ話ばかりで恐縮ですが、
(日中はちゃんと仕事しておりますので・・)
新しいラッパを入手するルートとして
今回いろいろお世話を頂いたのが、
昨日書いた通り、3番ラッパを吹くM口さん。

調律師であり、以前はサックスを吹いていたという、
我々バンド仲間からすると結構異色。
だいたいレアの創設期から顔を出しているほど古いのだが、
その後一時期大きな中断期があるため、
後発我々が幹部的人事を構成している昨今。
彼がずっと続けていたとすれば、ひょっとすると
今ごろレアサウンズナンバー・ツーあたりの位置付けの人なのだ。

ただ、ラッパ吹きと言う観点からすれば、
決して威張って言うつもりではないが、私が先輩格。
やはりここらあたりは経験が物を言う。
それをよく自覚をされているからか、
一応!謙虚に接してくださる。

ところで本年のコンサート、昨年とまったく違うのが
ラッパ隊の構成員。ここでもその時々に触れてきたのだが、
6名居たのが4名になってしまっているのだ。
一人は現代病たる鬱病に苛まれ、治療の日々。
そして頼れるもう一人は、
誠に気の毒ながら交通事故の加害者となり謹慎の身。
改めて平穏な日々が送れることに感謝の思いである。

従って、我々が選曲するハードな曲を演じるに、
「予備」としての人員が確保されないのは当然ながら、
昨今近隣バンド何処にでもいらっしゃるサポート役としての
5番ラッパも置く事が出来ない、正に背水の陣!
(そういう意味もあって、昨日楽器としての予備を購入したのです)

こうなると、一人一人がどれだけしっかりと
自分の役割を演じなければ成らないのかということ。
元来ビッグバンドのラッパ隊は4名で有る訳なので、
それを確実にこなせれば問題は無いのだが、
そんな簡単なもんじゃないことぐらい、
ビッグバンド経験者諸氏なら、簡単にお分かりいただけること。

先週知った話なのだが、実はこのことを踏まえ、
そのM口さん、毎週火曜日に、個人的に
公共の練習場を借り切り練習をしておられるとの事!
勿論、そんな彼は以前から細かな練習を
車中などでされるとも聞いていただけに、
私が言うのは失礼かもしれないが、見上げた努力!

実際、今回リード音を合間合間で助けてもらうのは、
実は彼、結構多いのです。そして昨日の練習では
完全に与えられた仕事をこなしていました。
皆、絶対気が付いていないと思いますが、
結構ぶっとい音になってきています。

明日も勿論練習日だとか。
私も新しい楽器の鳴らしがてら、時間が有れば、
一緒に吹いてこようかなあ・・などと思っています。
それぞれが、出来る範囲で精一杯することが
レアサウンズの信条。改めてこういう仲間がいる事を嬉しく思い、
無事良いステージが終わって、みんなで良い酒が呑みたいです!


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本日ゲネプロ | トップ | 納得 »