訃報

本日令和4年3月25日金曜日
午前10時に母は息を引き取りました。

この様な時代、
亡くなった時に傍にいてあげる事が出来ず。
もっと言えばコロナが始まってからのこの二年、
まともにゆっくりと話しすらできなかった。

施設もコロナ対策を徹底させる為
当然の事ではあるが面会の制限は随分厳しく、
それ故、面会できたのはこの二年で数える程。
ずっと一人にしてしまった後悔が拭えない。

60歳の私の母なのでそれなりの高齢。

人は大往生と言うだろうけれども、
私にはそれはなかなか受け入れられない言葉だ。

それでも面会した時はしっかり話をしてくれた。
この歳にして頭がしっかりしていたのは何より。
私にしてみると誇らし母であった。

実は昨日、私も姉も時間差で面会に伺った。
もう逝くからと我々を呼び寄せたのであろう。
僅かに許された最後の面会が出来ただけでも、
この時代有難いと思わなくてはいけないのかも。

コロナが明けたら、コロナが去ったら
これをしようあれをしようと言う希望は叶わなかった。

　それでも
　このコロナで命を落とされる方が居られる中、
　大きな震災などの災害で亡くなる方が絶えぬ中、
　何より他国で信じられない戦争が勃発している中、

心静かに手を合わせられるのは幸せな事なのかも。

そう思い心を込めて見送ってきたいと思います。