「仕事はするんだけど、何かあると印象操作するあのクセが気になるんだよな」と、久々に帰省したITマンがポツリ。
ITマンとスーパー銭湯に行って来ましたが、流石日曜日、混んでました。
風呂上りに4月から年休のルールが一部改正されるという話から人事の話になり、ITマンが「○○から承認して欲しいと言われたのだが、自分でその人を調べると自分を庇うクセ、印象操作が気になる。配置した時の影響を考えると…」
「上手に見せる、自分が考える環境を作ると言っても、印象操作の根底にあるのは欲でしょう。協力、協調の時代に勝ち負けに拘る人か~」と、彼は人の配置で最後まで悩んでいました。
キチンと裏を取る人に取っては、印象操作も流行りに見えるのかも。
AI人事で検索して見るとこちらの記事が。
流行に乗って職場崩壊「危険な人事制度」2選 「AI人事、分散組織」…御社は大丈夫?
12月13日 08:00東洋経済オンライン
古くは「成果主義」「目標管理」「360度評価」「コンピテンシー」「オフサイトミーティング」、最近なら「AI人事」「リファラル・リクルーティング」など、人事の領域にもいろいろな流行があるという。飛び交うバズワードに目がくらむ人事担当者も多いのではないか。
しかし、『人事と採用のセオリー』を上梓した曽和利光氏は、「人事の世界に流行はいらない」あるいは「ない」と言う。そんな曽和氏に、「流行に流されて導入すると職場が崩壊する」危険がある、2つの人事制度を挙げてもらった。
人事に限ったことではないかもしれませんが、私が専門にしている人事の世界では、毎年のように流行り言葉が出てきます。あまりよくわかっていないのに、キャッチだけに飛びついて「人事制度はいらない」とか、これからは「○○組織」だとか、そういう類いのものです。
大抵の場合は、本やメディアが出発点であり、きちんとよく読めば、なるほど流行るだけはある示唆的な主張であると気づくのですが、残念ながら多くの場合は本を買って「積ん読」状態になったままで、タイトルから想像する曖昧で正確でない解釈のもと、さまざまな人事施策が実際に進んだりしてしまいます。
今回は、その中でも流行りだからといって飛びついてしまうと大変な目に遭う可能性のある、何年かおきに形を変えては定期的に流行る危険な人事施策、人事の考え方を検討してみます。
危険な人事施策その1:AI人事
AI(人工知能)という言葉自体が何度目かの流行ですが、とうとうそこに「人事」がからむようになりました。そもそも「AIって何よ」と私も思うのですが、厳密に統一された意味はなく、今、いろいろなところで用いられている意味合いで言えば、「人事のさまざまな現象を数値・データ化し、統計処理やAIの力で、何らかの法則性を見いだして、それを組織マネジメント向上のために適応する」というようなことです。
採用選考に使われたり、配属に使われたり、退職者予測などにさえ、最近では使われるようになってきています。基本的には私個人はこの領域・手法には可能性を感じていますが、しかし、落とし穴がないわけではありません。とくに新しい領域ですので、流行に飛びついて「時代はAIだ」と拙速に導入すると、その危険な罠に陥りがちです。老婆心ながら、そのポイントをあげてみます。
(以下略)