悪い情報の伝え方で株を「上げる人」と「下げる人」の違い
01月15日 11:00 リクナビNEXTジャーナル
一生懸命働いているときに限って、予想外のトラブルは起こりがち。誰でも嫌なニュースから目を背け、出来ることなら上司に報告したくないと思うことも……。でもそのときの対処法で、株を上げる人と株を下げる人に分かれます。そこで今回は、広告代理店勤務時代に3,000人以上のVIPと交流し、キーパーソンである彼らが評価する「悪いニュースの伝え方」を研究している「気配り」のプロフェッショナル・後田良輔さんに「株を上げる人の報告の仕方」について話を伺いました。
(中略)
悪いニュースの正しい伝え方(1) 早く伝える
トラブルがあった際は1秒でも早く、上司に報告してください。「時は金なり」という格言のとおり、やっかいな問題ほど、慎重に対応策を考えたいと上司は思っています。でも時間がなければそれを行うことはできません。あなたなりに判断し、行動する前に、まずは「このようなトラブルがありました」「悪いニュースを報告したいのですが」と上司に声をかけてください。本当に深刻な話であれば、たとえ上司が海外出張に出ていても、無理やり携帯電話に連絡しても構いません。悪いニュースこそ、勝手に自己判断せず上司や組織の判断を仰ぐというのが、あとあと株を上げる人の特徴です。
悪いニュースの正しい伝え方(2) 固有名詞を話す
悪いニュースのときこそ、あなたの言葉使いが重要になります。「クライアントにかなり叱られてしまいました」「納期がぜんぜん間に合いそうにありません」など、あいまいな報告は評価を下げる原因になります。「かなり」や「ぜんぜん」でも、伝わりますが、「この人の能力は低いんじゃないか」という印象まで伝わってしまいます。悪いニュースを伝える際は、あいまいな言葉ではなく、固有名詞ぐらい具体化した話し方をしてください。先ほどの例でいけば、「クライアントに見積もりミスの件で叱られてしまいました」「納期が金曜日になり、当初の予定に間に合いそうにありません」という感じです。上司が正しいトラブル対策を判断するためには、固有名詞くらいまで細分化した事実が必要となります。相手の判断を助けるという視点をもって、あいまいな言葉や形容詞を意識的に排除してください。
(以下略)
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