あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

理想的な病院について思うこと

2010-08-15 20:27:58 | インポート

夕方病院に行くと、紺の作業着を身に付けた清掃スタッフ皆さんが、手際良く掃除している様子を見かけます。医療に直接かかわらなくても、病院の清潔な環境を維持するために、多くの人達が働いていることを実感します。

また病院内にある施設も、売店やパン屋さん、食堂、喫茶店、郵便局、理容施設等が充実しており、小さな町のような開放感があります。また各階の病棟には、食堂や雑誌等の置いてある待合室があり、そこで患者と面会したり、食事を共にすることもできます。

何より病院らしくないのは、匂いです。病院らしい消毒の匂いが一切しないのです。

中で働くスタッフの皆さんもすばらしいのですが、環境面でもいろいろな配慮が行き届いていることを強く感じます。

父親が病院で亡くなったこともあり、私としては病院に対してあまり良い印象は抱いていないのですが、その病院と現在妻の入院している病院との環境面や人的な面での大きな差異を感じます。

病院には、病気を治すという大切な役割があるのですから、病人にとっても、病気であることを忘れ、健康時の日常的な感覚を体感できる環境が必要なのではないかと考えます。

さらには、患者自身が自分の病を治そうとする意志を強く持つことのできる、病院スタッフの声掛けや働きかけを強く期待したいものです。

病院は、病気をなおすところ。健康を取り戻しに行くところ。元気になるための中継基地と考えることのできる場であってほしいものです。

ただ、病院嫌いの私は、それでも患者となって病院に行く気力は、今のところありません。

その病院の天井が開閉できる構造で、青い空を直に見上げ、さわやかな風を肌で感じることのできるような環境であれば、別ですが……。