リターナー

日本版かっこいいSFアクション映画[2002年公開]
ちょうど今晩９時から、地上波初登場？で「リターナー」がやりますねぇ。
２年前に映画館で見てめっちゃ感動して、DVDも初回生産限定を買ってしまいました。

ストーリーは、２０８４年、宇宙生物ダグラの前に人類が滅亡しようとしている現状を変えるために、少女ミリ（鈴木杏）が最初のダグラが地球に来た時点（現代）にタイムワープしてやってくる。そこで出会ったのが、闇取引の金を強奪して依頼者に返す”リターナー”のミヤモト（金城武）。最初は相手をしないミヤモトだったが、ミリに見せられるソニックムーバーなどの未来の道具で、協力することになる。地球を救うまであと３日。最初にやってきたゲートダグラのパワーを使って、世界に覇を唱えようとする大陸マフィア劉グループのミゾグチ（岸谷五朗）。ゲートダグラを返して人類を救おうとするミヤモトとミリ、その力を使って破壊を繰り返そうとするミゾグチの争いは劉グループの海上油田基地で決着する。

ほんと、これ面白かったです。SFアクションというと、ちょっとありきたりな感じがするのですが、これはVFXの見せ方がうまい。話は伏線も張ってあって、最後の方のミゾグチとミヤモトの決闘の後と、そのタネ明かしの後の計２回くらいウルっと感動しちゃいました。それ以外でも全編に渡って出てくる金城武のガンアクションがカッコイイ。マグネバン（ピップエレキバン）には爆笑！いろいろな道具の中でもソニックムーバーが欲しいと思いながら見てました。ミヤモトが会話の中で「ぼわっとなるやつ」って言ってました。

金城武さん、こういう役はハマりますねぇ。かっこよすぎです。大陸のマンホールで育って、親友がミゾグチに殺されて復讐するために日本に渡って樹木希林さんが演じる謝のおばちゃんの裏社会情報を使って、リターナーをしているそんな陰のある男が、かっこい～い♪樹木希林さんもナイスキャラです。ちょっと意外なキャスティングだったけど良かったのが、初の悪役ミゾグチを演じた岸谷五朗さん、名演技でした。ミゾグチというキャラ、かなり極悪です。ミリを演じた鈴木杏ちゃんも好演でした。

この山崎監督の前作「ジュブナイル」はテレビで見ました。
「ジュブナイル」は、たぶん映画「NINxNIN忍者ハットリくん」に主演しているSMAP香取くんの初劇場映画じゃないでしょうか。子供向けなんですが、大人でも楽しめる内容で、そこでも同様のVFX使われていましたね。
僕的には、この監督のSF作品は好きですね。

それにしても、野球中継の延長で時間がずれちゃってるTV放送は、元の劇場映画からコマーシャル分とかをカットして、１時間半くらいにしなきゃいけないんだろうけど、その削り方がすごいんですけど。ミリの買い物シーンもそうだけど、劉グループの総帥なんて登場シーン全部カットされちゃってるよ（笑）