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明確なポリシーを持たずに更新していくblogです。まぁほとんど映画鑑賞blog、コメント、トラックバック歓迎です。

ターミナルを観てきました

2004年12月29日 | 映画館での映画
2004年の締めにふさわしい作品でした。

トム・ハンクスとスピルバーグの最強タッグ健在ですね。
予告編を観ていて、かなり期待して行ったら、その期待を
裏切らないような作品でした。登場してくる人々の友情など
あったかい気持ちになりました。

話は、CMや予告でやっているので90%説明されてますね。
東欧の小国クラコウジアからニューヨークにやってきたビクター
ナボルスキー。飛行機が空港に着くまでに祖国ではクーデターが
発生して、ビザやパスポートは無効に。入国も認められず、故郷に
帰る飛行機もない。異国の空港に閉じ込められたビクターが入国を
あきらめずに空港で生活をはじめる。そして友情や恋愛も生まれる
最後は入国目的も明らかになり、感動のラストが?!

クラコウジアの言葉はブルガリアなまりを参考にした創作と主演の
トム・ハンクスがインタビューで答えてましたがブルガリアなまりを
知らないので、聞いた感じはロシア語に近い感じがしました。言葉の
通じない空港でセキュリティなど空港職員に声をかけられると不安に
なりますね。テンパったりもするし。僕も経験があるので、ちょっと
共感しつつ観てました。当然、僕は入国拒否とかされなかったですが。
空港警備局の人間がビクターにいろいろ質問するのですが、まったく
通じないというシーンは、字幕を読まなくても理解できるような程度
の平易な英語だったので、字幕をまったく見ずにダイレクトにセリフ
を聞くのは新鮮な気分でした。出てくる空港のシーンは、JFK空港を
模した巨大セットだということです。エスカレーターとかもあったし
かなり大きいですね。出発案内板も電光掲示板でなく、機械式の出発
案内板はまさに「空港」という感じです。僕が最初に海外旅行した時、
成田空港の第1ターミナルにもありましたね。今はどうなんでしょう。

ヒスパニックやアジア系、黒人などが単純労働についていて、白人の
警備局主任という設定をうがった見方をすれば、かなりアメリカっぽい
なぁと思ってみていました。なんか空港に閉じ込められるというので、
もっと重い感じに話が進むのかと思ったら、明るいというかポジティブ
パスポートを取り上げる空港警備局の人達もそんなに悪役にはではなく
同情もするがきっちり官僚的、お役所対応をするという感じ。警備局の
主任フランクはビクターに空港を脱走をそそのかして、別の所轄部署に
身柄確保をしてもらおうとしているシーンなんかは、まさにお役所って
感じです。そしてビクターが、手続き的に空港にいて問題がないという
ことが分かると彼をいなかったことにしようとしないあたりも良い意味
でお役所っぽい感じでしたね。役職がないのならつくってしまえという
シーンもそうくるかと思っちゃいました。

ビクターが好きになったフライトアテンダントのアメリアとのディナーは
場内爆笑でした。清掃員のグプタ(ウェイター)やフードサービスの
エンリケ(ソムリエ)がナイスキャラ!笑いが止まらず、面白かったです。

最後の話のまとめが、もったいぶったわりには、なんだという気落ちも
しましたが、まぁいいんじゃないでしょうか。こういうラストでも
そこに至るまでの友情と感動と笑いがあったので、とりあえず満足です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2005-01-02 22:35:42
ちなみに、実話です。

もっとも実話の方はもっとフランス映画っぽいというか・・・哲学的なものを含んでますね。16年もいたらしい。

この映画が公開されてから、その人はついに空港を出た、と聞いてますが・・・どうなったんでしょう?
返信する
モデルの人出たんですか?? (jwacky)
2005-01-28 22:34:53
映画化権で3000万円ほどもらったけど、今もそのままいるというTVは見ましたけど・・・。

さすがに居づらくなったんでしょうかね?

行方、私も知りたいですっ!
返信する