官房副長官、週刊新潮問題の調査を地村さん夫妻に約束
この記事を読んだ時、何か非常に違和感を感じた。
色々なメディアの記事を読んだのだが、同じような内容である。
地村さん夫妻が官房副長官に対して、週刊新潮に"次男が喫煙
している"という事実無根の記事を書かれた、政府としてはどう
対応してくれるのだということみたいだ。実際、この元記事を
読んでないので、正確なことは言えないのかもしれないが、
夫妻は週刊新潮に対して2度ほど抗議文と謝罪を求めたとある。
その点までは違和感はない。田中眞紀子議員の長女の問題と
同じような構図ではないかとも思った。そのような私的なこと
を週刊誌に記載していいのか、という議論もあるだろうが、
違和感を感じ、それってどうなのと思ったのは、記事にする
しないといった点に関してではない。
違和感を感じたのは、それを官房副長官、即ち政府に対して、
どうしてくれるんだという趣旨の発言。なんかおかしいと
感じる。ある記事では官房副長官は「それは夫妻と週刊新潮
との間のこと」と返答したのにはうなずける。それに続いて、
政府としてどのような対応ができるか検討するという発言も
夫妻の微妙な立場を配慮した発言とも取れる。拉致被害者で
あれば、政府に何を要求してもいいとでもいうのだろうか?
そもそも個人の名誉毀損に対して、このケースでは第3者の
政府が介在することなどあるのか?個人的には疑問を感じて
しまう。夫妻ー週刊新潮間の問題であり、事実無根であれば
訴えるや(事の是非は別としても)販売差し止めなど法的な
対応と取ればいいと思うのは僕だけだろうか。政府に対して
という点に、ひどく違和感があった。
ここからは勝手な僕の持論、イラクの人質問題などでも
あった自己責任論ではないが、政府が何でもやってくれると
いう幻想が根底に見える。公権力というのは個人に対して
有益なことはしてくれないと考えている。マルクス主義を
流用するつもりではないが、そもそも人民を搾取する存在に
何を期待するというのか。それとも特別な人には政府も対応を
考えるのだろうか。政府は国民の身の安全と財産を保証する
というのは理想でありもしかすると国という共同体の基本
なのかもしれないが、実際、身の周りの行政や警察など
公権力を見ると"理想"はあくまで"理想"で、現実は違うのだ
という感覚が拭えない。自己責任論にも一部賛同していて、
このようなことを考える僕はニヒルなのだろうか。
この記事を読んだ時、何か非常に違和感を感じた。
色々なメディアの記事を読んだのだが、同じような内容である。
地村さん夫妻が官房副長官に対して、週刊新潮に"次男が喫煙
している"という事実無根の記事を書かれた、政府としてはどう
対応してくれるのだということみたいだ。実際、この元記事を
読んでないので、正確なことは言えないのかもしれないが、
夫妻は週刊新潮に対して2度ほど抗議文と謝罪を求めたとある。
その点までは違和感はない。田中眞紀子議員の長女の問題と
同じような構図ではないかとも思った。そのような私的なこと
を週刊誌に記載していいのか、という議論もあるだろうが、
違和感を感じ、それってどうなのと思ったのは、記事にする
しないといった点に関してではない。
違和感を感じたのは、それを官房副長官、即ち政府に対して、
どうしてくれるんだという趣旨の発言。なんかおかしいと
感じる。ある記事では官房副長官は「それは夫妻と週刊新潮
との間のこと」と返答したのにはうなずける。それに続いて、
政府としてどのような対応ができるか検討するという発言も
夫妻の微妙な立場を配慮した発言とも取れる。拉致被害者で
あれば、政府に何を要求してもいいとでもいうのだろうか?
そもそも個人の名誉毀損に対して、このケースでは第3者の
政府が介在することなどあるのか?個人的には疑問を感じて
しまう。夫妻ー週刊新潮間の問題であり、事実無根であれば
訴えるや(事の是非は別としても)販売差し止めなど法的な
対応と取ればいいと思うのは僕だけだろうか。政府に対して
という点に、ひどく違和感があった。
ここからは勝手な僕の持論、イラクの人質問題などでも
あった自己責任論ではないが、政府が何でもやってくれると
いう幻想が根底に見える。公権力というのは個人に対して
有益なことはしてくれないと考えている。マルクス主義を
流用するつもりではないが、そもそも人民を搾取する存在に
何を期待するというのか。それとも特別な人には政府も対応を
考えるのだろうか。政府は国民の身の安全と財産を保証する
というのは理想でありもしかすると国という共同体の基本
なのかもしれないが、実際、身の周りの行政や警察など
公権力を見ると"理想"はあくまで"理想"で、現実は違うのだ
という感覚が拭えない。自己責任論にも一部賛同していて、
このようなことを考える僕はニヒルなのだろうか。