水平展開か分野集中か

フィオリーナ：「ねらいは1兆ドル市場」--HP、強気の見通しを発表

この記事を最初、アグレッシブなアメリカ企業のCEOって
こんな感じか、ふんふんと読んでいたのですが、後半に
ちょっと目からウロコな意見があったので取り上げます。

Fiorinaの見方では、IT企業は「水平的」に異なる分野を網羅する商品を提供するべきで、特定のニッチ商品に「垂直的」に集中すべきではないという。

つまり、得意分野をより強くするより、手広く商売をしろと
いうことですね。経営論で、しばしば言われる「選択と集中」
とは相反するということなのでしょうか。
Apple社は、音楽に資本を集中しているように見えるのですが
ハードからソフト、ネットまで幅広く音楽という生活スタイル
を提案しているというように見れば、たしかに「水平的」に
異なる分野の製品を網羅しているということになりますし、
こういうセオリーもあるんですね。いい勉強になります。