各SNSの違い

いろいろなソーシャルネットワーク（SNS）をやっていて思うこと。
新聞などのメディアでは、”完全紹介会員制の出会い系サイト”と紹介されて
いる記事もあるようです。また各SNSいずれも似たような機能を実装して
いるけど、設計思想にけっこう大きな違いがあり、メディアでの紹介とも
ちょっと違うんじゃないかと感じてきました。そこらへんをちょっと書きます。

"gree"は概要のページに

グリーは、『男女の出会い』や『共通の興味の人を探す』という、いわゆる「出会い系サイト」ではありません
（略）
・実際の友人関係を基盤にしている

と書いてある通り、実社会で友人同士の人間が、ネット上でその友人輪を
継続していくための基盤ツールとして利用してほしいようです。よって、
実名などマジ情報をのせてトラスト・ネットワーク（信頼性の高いつながり）
を組むというのがポリシーのように思えます。しかし参加者を広く見てみると
必ずしもその思想が浸透しているとも思えないのですね。

僕は、一応この思想にそって、実社会で名刺交換などさせて頂いた方のみを
リンクするようにしています。オフラインでの友人関係を補完することが、
できているかは、はなはだ疑問ですが（汗）

"mixi"は”mixiについて”に

新しい交流を生み出す日本初のコミュニティエンターテイメント・ソーシャルネットワーク

と銘打っているのでgreeよりは、遊び系や出会い系に近いのかもしれません。
コミュニティというバックボーンを中心に友人の輪を広げて行くという点で
出会い系とも言えるかもしれません。エンターテイメント性で強みを
もっているので、気楽さなどから一番活気があるのかもしれません。ただ、
ソーシャルネットワークの要素のひとつでもあるトラスト・ネットワークを
どのように組み込んでいくかというのが課題なようにも見えます。
娯楽性を追求するあまり、匿名や仮名が続出して、実社会の本人とSNS上の
アカウントが乖離するのではという心配もあります。SNSは、ある意味
アンチ２ch（名無し）やアンチスラッシュドット（AC）な存在ですから
透明性（アカウントの実名／実情報登録）を維持してくれればいいなと
思います。

僕は、まさに娯楽として楽しんでます。オフラインでの補完でなく
エッチな意味ではない出会い系として利用させてもらってます。
＃ダイビングのバディ探しや、スキーに行く仲間探しなど。

”トモモト”は

オフライン補完型ソーシャル・ネットワーキング

とあるので、greeに近いポジションなのかもしれません。
まだソーシャルネットワークも知名度があがっていないので問題ない
のかもしれませんが、SNSがツールとしてメジャーになってきた際には
greeとの差別化をして独自の優位性を見つけていかないとキビシイの
かもしれません。

僕は、ここの使い方（目指している道筋）が不明瞭なので、
参加はしていますが、ほとんど放置状態です。
補完型はgreeで充分だし、娯楽型はmixiで事足りているので。

”orkut”は
元祖というべきか、本家アメリカのSNSです。当然英語です。
ここは、トラストネットワークを目指して作られたという話を聞いたことが
ありますが、参加してみて思うのは、グルーバルな規模での出会い系？と
思いました。

僕は、スパムとまではいいませんが、ジャンクメールが多く来るので、
けっこうウザったらしくなってきているので、放置しています（汗）

”キヌガサ”は
キヌガサ開発日記の中の”きぬがさって”で、

要するに、笑っていいとも！のテレフォンショッキングの様なものです。
まずは難しく考えずに友達を誘っちまいな！！

とあるので、まあ難しく考えていないのでしょう（爆）
まだまだできたばっかりですし、これからgree/トモモト方面（補完型）に
進むのか、mixi方面（娯楽型）に進むのかしばらく様子見です。

僕は、登録したけど、つながっちまった人は２人（少なっ）

”Echoo!”は
おもいっきり補完型の気がしてます。だって、ゆびとまのSNSですし。
同窓生探しの人気サイト”ウェブ同窓会「この指とまれ」”を利用している
人が登録できるサービスです。同窓会総会をネット上でやっているような
ものですから、リンクできる人も限られてきます。サービスとして頻繁に
利用してもらうには、ちょっとキビシイかなと思います。

僕は登録はしてあるのですが、同期が誰も登録していないようなので
はっきりいって放置してます。

最後にSNSについて書いてあった記事です
ソーシャルネットワークは日本でも成功するか？