今週はUAPと解離ときまして、AVR+CABG,UAP,解離、varix、OPCABとうまい具合に毎日一件の手術となりました。
2件の緊急ともに、ひょんなことから初対面の先生方にお手伝いいただくことになりまして、偶然か否か、聞けばお二人とも私と卒業同期であり、さらにさらに、一人は見学できてたまたま、もう一人は友達の友達ということで、まったく違う経路でお手伝いに来ていただいたのですが、何と、二人とも同じ大学で同級生だったということが判明、うーんなんという偶然、不思議。
UAPの方はOPCABで3本つないで3時間半とすんなりいきましたが、IABP入っていても、麻酔の導入でややショックになりVT、やはりLMT90%は恐ろしいのであります。すでに酵素が上がっていたこともあり、術後の立ち上がりはスローです、2日目に入りようやくノルアドが切れて、IABPウイニングにかかりました。動きたくてうずうずされているので、明日抜けるといいが。
解離の方はうーん、3回目の動脈の手術です、結合織異常でもあるのか。
腹部は人工血管ですので、上行からの解離がそこで止まって、内膜のフラップとなり、足の虚血で発症し救急搬送されました。
たまたま、外来中でして、救急担当の先生から相談、あらら、すぐに外来終わらせて、準備へ、とはいっても一人だと結局、IC,指示だし、麻酔などなど、もろもろ診断から皮切まで3時間あまり、、、破裂だと厳しいね。
足の虚血がありますので上下の2本の送血がベターかと、しかし、右鎖骨窩は割れてるし、一人で腋窩も出すのは、、、、。
TEEよく見れば上行でも一部割れていない部分があり、送血できそうでしたので、TEEガイド下でガイドワイヤー先行のパンクチャーにて上行から下行に向けて送血管を入れてみました。意外と簡単、今後は可能なら全部これでいいかも、、、真腔送血だし、心尖部送血よりかなり落ち着いてできる。そういえば大概、上行の左サイドは割れてないことが多い気がする。これはいい。
ということで、とりあえず夕方、外科の先生と始めてちょうど心停止となったところで、お友達の後輩、助っ人登場です。
同学年とのことで、向こうもそれなり、あまり多くを説明せずとも、確認だけといった感じで、A弁形成、上行置換、エントリーは切除しているが、いちおうウルイなく、保険として、分枝管を延長して外腸骨動脈へバイパスをおいてきました。幸、出血はなく、素直に閉胸、午前様にはならずに5時間半で終了、まだ、夕飯ぐらい食えるかと、終わって一杯飲みに行って、改めて自己紹介しあってたら午前様に、、、。
生命力の強い方で、術後から尿量が滝のように出まして、翌朝無事抜管です。足も腸も今のところは大丈夫そうです。
今週は同級生に助けられた週であった。
今週末は、子守、登山、ゴルフとプライベートも忙しいので、なんとか、みんな元気になってもらわないといけません。
2件の緊急ともに、ひょんなことから初対面の先生方にお手伝いいただくことになりまして、偶然か否か、聞けばお二人とも私と卒業同期であり、さらにさらに、一人は見学できてたまたま、もう一人は友達の友達ということで、まったく違う経路でお手伝いに来ていただいたのですが、何と、二人とも同じ大学で同級生だったということが判明、うーんなんという偶然、不思議。
UAPの方はOPCABで3本つないで3時間半とすんなりいきましたが、IABP入っていても、麻酔の導入でややショックになりVT、やはりLMT90%は恐ろしいのであります。すでに酵素が上がっていたこともあり、術後の立ち上がりはスローです、2日目に入りようやくノルアドが切れて、IABPウイニングにかかりました。動きたくてうずうずされているので、明日抜けるといいが。
解離の方はうーん、3回目の動脈の手術です、結合織異常でもあるのか。
腹部は人工血管ですので、上行からの解離がそこで止まって、内膜のフラップとなり、足の虚血で発症し救急搬送されました。
たまたま、外来中でして、救急担当の先生から相談、あらら、すぐに外来終わらせて、準備へ、とはいっても一人だと結局、IC,指示だし、麻酔などなど、もろもろ診断から皮切まで3時間あまり、、、破裂だと厳しいね。
足の虚血がありますので上下の2本の送血がベターかと、しかし、右鎖骨窩は割れてるし、一人で腋窩も出すのは、、、、。
TEEよく見れば上行でも一部割れていない部分があり、送血できそうでしたので、TEEガイド下でガイドワイヤー先行のパンクチャーにて上行から下行に向けて送血管を入れてみました。意外と簡単、今後は可能なら全部これでいいかも、、、真腔送血だし、心尖部送血よりかなり落ち着いてできる。そういえば大概、上行の左サイドは割れてないことが多い気がする。これはいい。
ということで、とりあえず夕方、外科の先生と始めてちょうど心停止となったところで、お友達の後輩、助っ人登場です。
同学年とのことで、向こうもそれなり、あまり多くを説明せずとも、確認だけといった感じで、A弁形成、上行置換、エントリーは切除しているが、いちおうウルイなく、保険として、分枝管を延長して外腸骨動脈へバイパスをおいてきました。幸、出血はなく、素直に閉胸、午前様にはならずに5時間半で終了、まだ、夕飯ぐらい食えるかと、終わって一杯飲みに行って、改めて自己紹介しあってたら午前様に、、、。
生命力の強い方で、術後から尿量が滝のように出まして、翌朝無事抜管です。足も腸も今のところは大丈夫そうです。
今週は同級生に助けられた週であった。
今週末は、子守、登山、ゴルフとプライベートも忙しいので、なんとか、みんな元気になってもらわないといけません。
後で止血する必要ないし、余計な操作が一つ減ります。
ほとんど外れていてもPA側の小彎側はだいたいいけますし。
エコー世代にはもってこいの方法です。