意識は傍観者である 脳の知られざる営み(デイヴィッド・イーグルマン)
その本のカバーの見返しのところにこんな文章が載っていたのです。(以下、青色の文字)
人は通例、「自分」イコール「自分の意識」と思っている。あなたもそうだろう。では、あなたが日ごろ意識的に行なっていることは、脳の活動のどれほどを占めるかご存じだろうか。それは実は、氷山の一角でしかない。最新の脳科学の成果によれば、むしろあなたの意識は自分の脳について最も無知な、「傍観者」と言っていい存在なのである。
そして次にこんなことも書かれていました。
あなたは何かを見ているつもりでも、それは現実そのままではない。あなたの時間感覚も、現実とは微妙にズレている――意識が動作を命じたとき、その動作はすでに行なわれているのだ!巧妙な設定の実験によって確かめられている、これらのことが事実なら、結果が原因の先にあることになり、ものごとの因果関係が逆転してしまわないか。
実は先日こんなことがあったのです。
お店で、ホコリをはらうための取り替えシートを探していました。
商品が置いてある棚をざっと見渡したのですが見つかりません。
そこでもう少し丁寧に見ることにしました。
ところがそれでも見つからなかったのです!
それでもうそこを離れようと思ったのですが、もう一度だけ端から端まで探してみようと思い直しました。
するとやっと見つかったのです。それも自分の立っている真ん前で。
しかも分かりやすいように商品パッケージの面積の広い部分をこちらに向けて置いてあったのです。
え~~~っ!!! どうなっているの???

どういうわけかこの商品に限っていつもなかなか見つけることができないのです。(他の商品でそんな目にあったことはありません)
そこで思ったのですよね。脳自体が何かのせいで情報を端折ってしまっているのではないかと。
脳ってふしぎだな~と感じました。
上記の本はそんなことを考えていたときに巡り合いました。
まだ最初の方しか読んでいませんが、いったいどんなことが書かれてあるのか興味津々です。