モンローは知的生命体にその頃の物理的な地球がどうなっているか、その可能性を示す状態へと連れて行ってもらいました。
日本と思しき場所の海岸から数マイル離れた海の上にやって来たとき、あたりを見渡すと船舶は見つからず、空にも飛行機はなかったそうです。
海岸線を越えて日本の上空へ進むと北に富士山が見えてきました。
下方には大きな格子縞状の、手入れの行き届いた農地が整然と広がっている。それぞれ微妙な緑色の陰影……いやそうではなくて、緑色以上の色彩を放っている。緑色の中に一つ一つ異なる色をした巨大な花束のような農地の部分が点々としている。ひとつは明るいオレンジ色の集まりで、他のは紺青色や白、そして赤などで、花や灌木、そして明らかにその両者の組み合わせと思われるものなどが植えてあるように見える。
と、ここまで来てモンローは気がつきます。
道路がないこと。農作業用の小径(こみち)さえもないことを。
そういえば建物も見当たらない。
さらに電線もなければ、自動車などの乗り物も走っていない。
そしてなんと人間がいない!と。
それに対して知的生命体はこう答えました。
(人間はいます。数は前より少ないのですが、何かの出来事でそうなったのではないのです。あなたが知覚しているのはデザインとして表れたものなのです。)
遥か先の未来、地球は荒廃しているのではなく美しく復元されている可能性があるようで、ホッと安心しました。(←確かめようないけど)
それと、知的生命体はこのようなことも言っています。
どこにももう合衆国とか国家なんてないんだよ。そんなものも必要なくなったんだ。
このような体験談を読んでいると、現実のちまちました世界から意識が飛び出して、自分の人生を俯瞰できる感じがします。
蟻みたいに地面ばかり見つめた生き方では行き詰ってしまいますものね。
遥か未来に意識をはせて現在の自分を見つめてみると新たな気持ちが芽生えるかもしれません。
たまには、こんなお話も良いかなと思って取り上げてみました。
(深緑色の文字はロバート・A・モンロー著の「魂の体外旅行」より)
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