ずっと前からやりたかったのが、スライド・ギター!
それこそ、20歳くらいのときには、道具は持ってました(笑)
道具というのは、金属やガラス製の円筒のこと。「スライド・バー」といいます!
これの中に指を入れて、弦の上をすべらせて音程を変えるしくみ。
別名、ボトルネックギター!
昔の人は、ガラスびんの首のところをちょん切って、「スライド・バー」にしていたみたい。
今どきの人は、楽器屋さんで購入するのが普通なのかなあ。
おいらも、使っているのは楽器屋さんで買った、金属製のスライド・バーです。
いつかは、自分の指に合うびんを割って、自作してみたいとは思っております!
さて、ふつうのギターの弾き方は、弦を指で押さえて、
ネックに押し付け、フレッドのところに当てて、音程を調節するわけですね。
それをやらないで、フレッドに押し付ける代わりに、
スライド・バーに押し付けて音程を調節するわけだから、理論上、どんな音程の音でも出せる。
しかも、6本すべての弦の音を、同時に、自由に上げたり下げたりできるわけです。
これは、エレキ・ギターのアーミングで同じようなことができるけど、揺らせる音程の幅が、全然違う(笑)
アーミングだと限界があるけど、スライドだと、ほぼ無限(笑)
つまり、半音階にしばられない、自由なプレイができるってのが一番のウリ!!
この奏法は、昔のブルースマンがやっていたし、
「ブルー・グラス」や「カントリー」「ハワイアン」などでも、多用されてます。
とにかく、人目をひく奏法なので、割と簡単に、
しぶいっ!!
って言ってもらえます(笑)
でもねー、やっぱりこの奏法、限界があります・・・
まず、単音でメロディを奏でることに関してはぜんっぜん、、むいてない!
だって、音程がうまくとれないもん、よほどの達人じゃないと、きびしい・・・
さらに、全体的に音が小さくなるから、アコースティックだと、しんどい・・・
さらにさらに、スライド・バーに入れている指が、ずっとおなじ姿勢なので、痛くなってくる・・・
さらにさらにさらに、これが、一番おいらにとってきついんだけど・・・
ギターから、目が離せない・・・
どういうことかというと、ある程度ギターを弾きなれた人なら、目をつぶっても、コード押さえられますよね・・・
だから、歌詞カードを見ながら、ギターを弾き、歌うことができる!
でもね、スライド・ギターだと、目を離すと、位置が狂ってしまう。
ほんのわずかな狂いでも、音楽的には、すさまじいことになります!
おもいっきし、外してしまうのさ・・・
曲が止まるくらいのレベルではずせますよ、まじで(笑)
これ、致命傷・・・
なので、スライドギターで演奏する曲は、歌詞を憶えないと、いかんかもしれん・・・(泣)
でも、そうだよなあ、歌詞カードなんか、見ないで演奏するのが本物だよなあ・・・
つうことは、暗記ですね!
受験勉強のとき以来の、暗記なのですね!!
おじさんにはつらい道だあ(笑)