さて、前回お話しした通り、新兵器「バッファ」を持って、路上ライブに向かったおいら。
意気揚々と、バッファをつないで、音を出してみますよ!!
おおおおおお、音がくっきり!!
ハウリングもしなーい!!
良いじゃん良いじゃん!!
おいらたちのバンドは、路上ライブの時、アンプを自分たちの方に向けて演奏します。
こうすれば、自分たちの音をよく聞くことができるし、周りに大きな迷惑も掛かりません。
そしてできる限り、バンドの背後に壁があるところで演奏すれば、その壁に跳ね返った自然な音をお客さんに聴かせることができます。
その日は、とにかく自分の音が明瞭に聞こえるようになったことを喜び。
その分、自分が演奏をミスると、大きなダメージになることも知り(笑)
とりあえず、音が良くなった満足感を持って、帰宅したのですよ。
ほんで、自分たちの演奏を客観的に評価するために、録画したビデオを見てみたところ・・・
音が、スカスカじゃん!!(驚愕)
ということに気づいたのですわ・・・
はい、うちのバンドは基本的には、3人編成です。
オベーションの12弦ギターを演奏する、店長。
カホンとシンバルなど、リズム面を支える、VROOOM。
そして歌と、リゾネーター・ギターを演奏する、おいら。
おいらのギターの音は、これまで書いてきたように、インピーダンスの関係で、
・高音が弱い
・音がこもっている
・時々ハウリングする
ような音だったわけですが、実はこれがうちのバンドの音楽性を補強していた面もあったのですよ。
というのはここ最近、おいらはうちのバンドに足らない低音を補うために、ベースっぽいフレーズを弾くようになってきているのですが。
インピーダンスのせいでモコモコした状態になっていたおいらのギターの音と、その弾き方がマッチしていて。
それによって、うちのバンドの音の隙間を埋めていた部分もあったのですよ・・・
だからおいらのギターの音がクリアになったことによって、うちのバンドの音から空間的な広がりがなくなってしまったんですな・・・
いやあ、これが想像以上に、さびしい音でした(爆笑)
なんか、モコモコして、あいまいだったほうが、いろいろダメな部分も隠してくれていたんですなあ(遠い目)
と、ここまで書いてきて、なんか順番が違うのかな、という気もしてきたのですよ。
というのは、
おいらがベースっぽい音を弾くようになった
から
モコモコした音を、スッキリした音にしたら、バンドの音が薄くなった
という順序で説明してきたんだけども。
おそらく正確には、
マイク用の入力端子しか使えなかったので、モコモコした音しか出せなかった
から
その音に合う役割を無意識のうちに探しているうちに、ベースっぽいフレーズを弾くようになった
という順番なのではないかと・・・
そう、おいらが店長にギターの入力端子を譲ってから、数年もの時間が経過しているわけですよ。
だからもう、その環境でうちのバンドのアンサンブルが出来上がってしまったのではないかなと・・・
さて、どうしよう・・・
以下次号じゃ!!
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