独白

全くの独白

祈り、NHK(私設ツウィッター#7)

2017-03-08 14:55:33 | 日記
* 近頃のNHKの番組には、ドラマ等でも「志を伝えて行く」「愛や思いを大切にして受け継いで行く」などの表現が良く出る。
無論相次ぐ大災害での犠牲者への鎮魂の意味はあろう。
他の理由として、歴史や伝統を過度に大切にする現政権への迎合も、何せNHKであり、当然あろうと思う。
併しその他にも在るかも知れない。
NHKにも良識を持った人は多かろう。世界の情勢にも明るかろう。大きなテロ組織やナショナリズム信奉国同士の衝突に依る核戦争とその結果としての人類の滅亡を予感し、折角脈々として営んで来たこの文明の終焉を見たくないと云う気持ちに基づいた、意識下のそして下意識での祈りがそれなのではあるまいか。
NHKの放送は世界に届いて居るらしい。電波に乗ってこの祈りが是非とも世界に行き渡るように、無力な私としては祈るばかりである。

* NHKの遣る事はわからない。
「これで解った、世界の今」という子供向けの番組を偶々見ていると、教室を模した部屋にアナウンサーとタレント二人の三人が居て、そこに講師が入って来る。講師はデスクであり、三人は拍手で送り迎えをする、見送る際には「有難う御座いました」とさえ言う。
タレントは部外者で講師はアナウンサーにとっては上司筋かも知れないが飽く迄内部の人である。妙な感じはするが何せ教室であり、先生に敬意を表する設定は強ち無理でもない。
一方、スポーツ中継等でゲストや解説者が熱心に喋っても、相撲など一部を除いては、相槌も碌に打たず返事さえしない事もある。ま、アナウンサーも自身のすべき事に気を取られて、遂そういう事が疎かに成ってしまうのかも知れない。
又ニュース等で中継地を呼び出す事がある。互いに返事もせずいきなり本題に入る。中継が終わっても挨拶もなく消え去ってしまう。見ている方が不快である。向こうは夜中という事もある。「御苦労様」くらい言っても罰は当たるまい。ま、これも電波という公共の宝の無駄遣いを避けようという事なのかも知れない。
それにしても成る可く一貫性、統一感をも重視して戴きたいものである。

ナショナリズムの嵐(私設ツウィッター#6)

2017-03-07 14:29:44 | 日記
* 朝、海辺を走って来た。降り頻る久し振りの雪は又、春の野面に消え頻っている。
軈て渚に出た。日本海である。見えはせずとも海の向こうには大陸が、大陸には北朝鮮がある。
日本にある米軍基地を打つ訓練であると、北朝鮮自身が言う。確かにあの方角には基地がある。
目の前の海にミサイルが射ち込まれた訳である。
而もEEZと言えば半ば領海と言って良かろう。
間違って領海や領土に届いて居たら政府はどうしたろう。
或いはEEZであれ公海であれ船や飛行機や人に被害が出ていたら・・・。
今回は誰もが切実に戦争の匂いを嗅ぎ取った事であろう。

* 昭恵さんの下には5人の役人が付いて居るそうである。矢張り彼女は公的私人と言う事に成ろう。

* 中国は領土問題で、国際司法裁判所を無視すると言い、米国は通商問題で国際ルールを重要視しないと言う。他の国も大同小異で、今世界ではナショナリズムの花盛りであるが、極端に独善的なナショナリズムの行き着く先は戦争と、相場が決まって居る。どこも同様であればどこも他国を諫める事も出来ない。良識を持って居て、濁った潮流に抗おうとする者を、中国では恫喝し投獄する事を躊躇わない。米国でも近視眼的な勢力に押し流されてしまった。
我が国は未だ増しな方である。首相は言う「わが国は模範的な法治国家である」、併しその法そのものが変質しつつある今、そのような事に敏感で優秀である上に思潮や世論に大きな影響力を持った人達の声さえ指導者の耳には届かない。大き過ぎる淰りには、漣の波紋等搔き消されてしまう。
その上、法と言うものは本来笊である事を免れない。森羅万象を法で雁字搦めにする事等出来る筈が無い。法のうち良いものは、目が細かいと言えるばかりで、水の漏れない事は在り得ない。恣意に付け入られる隙を排除する事は出来ない。漏れる水のうち大量のものは不況等で、少量のものは領袖個人や与党の、例えば野党や世論の追及の矛先を交わす為などの都合である。而して蟻の一穴からも堤は決壊するのである。
解っていて打つ手の無い所にも、人間存在の哀しみのひとつは現われて居る。
それでも尚最後まで諦められない所に、動物的である人間の浅薄さが在り、魂を持った人間的人間の気高さが在ると言えよう。
SFの現実化の早さは加速度的である。近頃かなりの遠方ではあるが、地球に似た星が見付かったとも言う。
殆どの生命の絶えた地球を捨てて、生き残った僅かな者たちがノアの方舟に乗ってその星を目指すような日が来るのかも知れない。



豊洲市場の水(私設ツウィッター#5)

2017-03-05 16:04:45 | 日記
* 豊洲の水の検査の仕方が、8回目迄と9回目で違っていたと云う。容器の長期の溜まり水を捨ててから、新たに溜まった水を検査していたものを、最後の9回目だけは長期の溜まり水を直截検査の対象にしたらしい。
都の指示に従ってそうしたという事を以て、都の誰かが故意に毒性を大きく見せたかったのであろうと言う人が居る。
業者の都から聴いた理由は、結果が出る迄の日数の節約らしい。
実際の理由がどちらであれ、豊洲市場は一日しか使わない施設では無い、数十年使うのに、ひと月やふた月で溜まる水に強い毒性が有ったのでは芳しい事である筈が無い。

石原元知事の記者会見(私設ツウィッターの4)

2017-03-04 20:24:35 | 日記
* 石原元知事の記者会見での説明は、職業上当然の事でもあるが、理路整然としていた。
後ろめたい処が在ればああは行くまい。どこかに齟齬や破綻が見られる事であろう。
私見の通り汚職の面で潔白であるならば、御好きであるように見受けられる武士道に則って、潔く「凡ての責任は私に在る」ともっと明確に言えば佳かったように思う。
実際には豊洲の選択は飽く迄ベターなものに過ぎず、自身の考えではベストの所が他に在ったにしてもである。

* 故意や悪意に基づくものでない限り、政治家の失策に就いて金銭的賠償を当人に求めてはなるまい。
太平洋戦争や地震による原発事故の損害賠償が、個人の手に負える訳はない。

安倍夫婦(私設ツウィッターの3)

2017-03-03 16:13:36 | 日記
* 安倍氏が国会での答弁で「私は公人でも、妻は私人だ。あれこれ言われるのは不快だ」と腹を立てていた。誰しも身内への悪口は自身へのそれより気に障るもの、気持ちは解る。
だが公人になる際、家族に相談無くという事はあるまい。成ってしまったら、当人も周囲も公的私人のように解釈して扱うし、覚悟も出来ていよう。
公人本人と行動を共にし、会話し、数多の訪問者に就いて様々に知る機会も多かろう。
何か事があればそういう妻や家族のする話の大いに参考に成る筈と誰もが考えるのは寧ろ当然である。
上に立つ者としては、そういう場に家族を引っ張り出したく無ければ尚の事自身を清廉潔白に保つように心を砕くと共に、些細な事に動じない在りようをも又保つべきである。
安倍氏自身、そんな事は父や祖父の後姿から充分学んで来ている筈である。
それなのに安易に野次を飛ばしてみたり、然程でも無い事を言われただけで色をなす姿にはどうしても、慢心を感じてしまうのである。
常勝と慢心は弥次喜多のようなもの、近頃は菅氏なども「国民が」「国民の」と言う事が多い。以前は「国民の皆様」と言っていた。

* 間違えた。常勝していると慢心するが、慢心していると常勝は出来ないから、「弥次喜多」はまずい。
「夫婦のようなもの」が相応しい、夫婦には序列があるから。