サトウハチローの後ろには池袋の高層ビルがそびえます。
戦前の「二人は若い」、戦後の「リンゴの唄」の流行歌で圧倒的な人気を呼んだ詩人です。母を詠んだ詩が多いのですが、実際は母に冷たかったそうです。若い日の無頼を心配した小説家の父紅緑は、現在の上池袋三丁目に所帯を持たせました。
ラジオドラマ「君の名は」の脚本家菊田一夫も同居していました。本郷弥生坂の上にも住居跡碑があります。
彼岸花が咲きはじめています。今年は季節の巡りが遅いです。
夏目漱石の墓です。
当時の雑誌「太陽」が募集した文化人の人気投票で毎年第一位になっていました。「こころ」に雑司ヶ谷霊園を描きました。「それから」はその続編です。
小泉八雲が東大を去った後の東大講師です。
秋が深まるとこのダンドウツツジが真っ赤に色づきます。
秋の風情の墓参の道を行きます。
金田一京助の墓です。私も国語辞典で随分お世話になりました。
アイヌ語また、アイヌの叙事詩「ユーカラ」の発掘や言語研究で業績を残しました。
若い日に新詩社の「明星」に加わり短歌に親しみます。中学の後輩石川啄木を短歌に誘い、物心両面で支えました。
京助が見る景色です。
日陰では彼岸花が開いています。
この話、続きます。