2011年1月10日(月曜日)
カン・カン・カン・カン・・・
凍える夜のしじまに寒行講の鐘の音が、風にのって近づいてくる。
金ヶ崎の金前寺の寒行講である。
寒の入りとともに、檀家の方たちが毎夜、市内を托鉢して回る。
大きな編笠に裾まですっぽりかくれる黒いマント(コート?)をはおり、
手に錫杖や鐘を持ち、般若心経を唱えながら檀家や近隣の家々をまわり、
お布施をいただくのだ。
寒行の鐘の音を聞くと、冬を実感するのも例年通り。
修業とはいえ寒かろうに・・・
しかも日本列島はスッポリと寒気におおわれ、冷えこんでいる。
さいわい、敦賀市内は積雪がすくないけれど、
車のドアやフロントガラスが凍りつくぐらい、寒い・・・
鐘の音がいっそう寒さをつのらせているかのようだ。
寒い我が家に住んでいるだけで、さながら寒行・・・な日々である。