2011年6月26日(日曜日)
昨日の原発と生きてきた「敦賀のまち」での広瀬隆さんの講演会・・・
開演10分前に到着したときには、
きらめきみなと館の250席はすでに超満員!
補助椅子の数も50席は軽くこえているようだ。
人口7万人弱の敦賀のまちで300人以上の聴衆ということは
東京で4~5万人規模の大集会に匹敵する。
途中10分の休憩をはさみ、3時間に及ぶ講演で席を立ち
帰った人はほとんどいなかったと思う。
福島以後、少しずつではあるが、
このまちの空気も変わってきたのだ。
武生の友人からは今日の福井での講演会も超満員だったと
電話があった。
今日の福井新聞、毎日新聞の記事をアップ
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/28894.html
「嶺南原発、即停止を」 作家広瀬隆さん、敦賀で講演
大地震による原発の危険性を指摘した著書などで知られる
ノンフィクション作家、広瀬隆さんの講演会が25日、
敦賀市のきらめきみなと館で開かれた。
広瀬さんは、東京電力福島第1原発事故で浮かび上がった問題点を
指摘した上で、嶺南の原発についても「安全対策が不十分」として
即時停止すべきだと訴えた。
市民ら約270人が聴講した。
広瀬さんは福島第1原発で起きた水素爆発などを映像で紹介し
「爆発のメカニズムを国民に知らせてこなかったのでは」と
政府や東電の対応を批判。
「耐震性に問題がないとしていたことも誤り」と強調した。
日本列島では地震が活動期に入っており、若狭地方でも今後、
直下で大地震が起きる可能性は十分あると指摘。
「嶺南の原発は今すぐ全機止めないと危険と言える」と述べた。
原発が地域経済にもたらす効果については
「電源三法交付金や核燃料税が県内の経済を支えているわけではない」と強調。
再生可能エネルギーへの転換などを国に求める意見書の上程を決めた
敦賀市会の動きについて
「そういう方向に向かって行かねばならないのは明らか」と話した。
広瀬さんの講演は、同日夜、小浜市でもあった。
26日は午後1時半から福井市の響のホールで開かれる。
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20110626ddlk18040353000c.html
講演会:「原発やめられる、知恵出し議論を」
作家の広瀬さん、敦賀で /福井
◇300人が聴き入る--きょう、福井でも開催
原発問題に取り組むノンフィクション作家、広瀬隆さんによる
「福島事故と浜岡停止から見えてきた日本の未来--
『原発のまち』敦賀にめばえる経済的な妙案」と題した講演会が25日、
敦賀市桜町のきらめきみなと館で開かれ、
広瀬さんは
「原発はやめられる。知恵を出し合って議論を始めてほしい」と訴えた。
約3時間に及ぶ講演に約300人が聴き入り、関心の高さをうかがわせた。
【柳楽未来】
広瀬さんは、東京電力福島第1原発事故では、
原発に津波が押し寄せる前に地震の揺れで配管が壊れたために
事態が悪化したと主張。
県内の原発付近で複数の活断層が発見されていることに触れ
「電力会社は地震への対策ができておらず、すべて止めるべきだ」
と力を込めた。
また、原発の立地自治体に入る電源3法交付金や核燃料税は
「県内総生産に比べ額が少なく、原発は地元経済を支えていない」とし、
「原発をやめ、国が高速増殖炉『もんじゅ』などに注入されている
莫大(ばくだい)な資金を立地自治体に渡して、
原発から脱却すべきだ」と提案した。
この日は、小浜市でもあった。
講演は福井市中央1、響のホールでも26日午後1時半から開催される。