はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

終戦記念日

2021-08-15 | ニュースから

今日は終戦記念日。

「戦争を知らない子供たち」を歌ってみた。

歌詞を忘れていなかった・・・

 

わたしが生まれたのは1950年だ。

まわりには、誰も戦争のことを語る人はいなかった。

 

ただ、物心がついたころ・・・

氣比さん祭りになると鳥居のまえに

白い装束の怪我をした軍人さんが立っていたことを覚えている。

 

戦争で怪我をした軍人さんなのに誰もが知らん顔をして

通り過ぎていくのはなぜなのか?

 

まわりの大人たちは、あんなんヤシや・・・

金儲けでしとるだけや・・・と、言っていた。

ちょっと哀しかった。

 

これが戦争とつながるたったひとつの思い出である。

 

いまだに従軍慰安婦の問題が取りざたされているけれど

わたしたちの世代に真実は見えてこない。

 

先日、「キャタピラー」を観た。

若松孝二監督の作品だ。

四肢を失い戦地から帰ってきた夫とその妻の物語は

残酷であり狂気でもある。

 

No!と、言えなかった時代に生きねばならなかった人たちの

心の叫びを、今を生きるわたしたちは

どのように語りついでいけばいいのだろうか・・・

終戦記念日はいつも心が重くなる。

 

 

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