あられの日記

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200年ぶりの公開の両界曼荼羅

2023年11月20日 06時51分28秒 | 香川の巨木と神社仏閣
10月終わりの四国新聞に紹介されてた大曼荼羅。
生きてる間に2度と公開されなそう〜。なら見物するしかない!
あれ?公開期間がすごく短い。11月7日(火曜)〜12日(日曜)ということは6日しかない。しかも「文化財保護のため、公開が中止になる場合がある」と注意書き。ということは雨の日には公開しないんだな。
ってな事で11月9日に出かけてきました。なんと公開時間は朝7時から。というのも両界曼荼羅は善通寺の金堂(本堂)内で公開するのだ。善通寺にお参りに来れば見れるんである!なんと拝観自由の無料という太っ腹!
9時前に駐車場に到着。早速両界曼荼羅を見物すべく歩いてたら
こんな立て看板を見つけ寄り道(昨日の投稿記事です)見物後、改めて両界曼荼羅見物に向かう。
金堂に到着。早速参拝へ。
非常に残念ですが撮影禁止です。
でも感動です。普通、私たちが曼荼羅を見る場所を思い出すと、博物館か神社仏閣の宝物館がほとんどです。けど今回の両界曼荼羅は金堂の左右の壁です。正面には巨大な御本尊で、シュチュエーションがすごい。けど残念なのはせっかくの両界曼荼羅の近くで見物出来ないんだな。上の新聞の切り抜きでわかりますよね。そう近づけないの。くっ!
あ。説明文のコピーを置いてある。
両界曼荼羅図 2幅 原在中:長谷川賀一筆。 絹本(紫)金銀泥描
向かって右の壁に胎蔵界:縦436、2 横402、4センチ(装丁法量 縦509 横450、9センチ
向かって左の壁に金剛界:縦397 横367、4センチ(装丁法量 縦516、9 横416、2センチ)
製作年:江戸(享和元年〜2年<1801−1802>)
紫の画絹に金銀泥の線描で諸尊を描く。その図像は長谷寺本(白描図像の写本・国重文)の高雄曼荼羅に倣ったもの。高雄曼荼羅(京都・神護寺所蔵)とは、天長年間(824−833)に製作された現存最古かつ唯一の空海監修の大曼荼羅で国宝に指定されている。
本図は、箱書によると胎蔵界は原在中(1750−1837)が、金剛界は長谷川賀一(1757−1810)が、それぞれ享和元年・同2年に描いたもので、点眼(開眼供養)を慈雲尊者飲光(1718−1805)が行なっている。近世における本格的な転写本として貴重な遺品である。
(中略)
金堂内での公開は、文政6年(1823)の弘法大師お誕生1050年に行われた大曼荼羅供以来200年ぶり。直近の公開は、平成18年(2006)に香川歴史博物館(現:香川県立ミュージアム)で行われた特別展「創建1200年 空海誕生の地 善通寺展」。
さて見物終了。次は南大門へ行かないと!というのは、聖霊殿で御影堂奥殿再現ご開帳を見物していた時、説明のお坊さんが「南大門の屋根の四方にも四天王がいる」とおっしゃってたのです。
南大門到着。確かに四天王がいる。
拡大。
次です。
あ。御神木!真魚ちゃんの御朱印をまだ買ってないや!
1250年記念でイベント盛りだくさん。五重塔も特別公開しているのか。けど公開は11月26日までの土日限定なのね。本日は11月9日は木曜なので見物出来ません。
移動。
いつの間にか晴れてきた。奥の山も紅葉が始まっている。
おおう。境内に木が少ないなあ。と思ったけど、元から木がないのではなく、かつては木があったけど枯れてしまったのね。名残の切り株がありました。切り株の大きさから大きな木だったようです。しかも奥にもう一つ切り株がある。
切り株の側の龍王社。金堂の西側にあります。雨を呼ぶという善如龍王が祀られている。香川は雨が少ない土地柄で、日照りの被害が多い。五穀豊穣のため、雨乞い神事はあちこちに残っている。寺社にも求められる大事な役目で、江戸まではここで雨乞いが行われていた。国の登録文化財。
東院を後に。西院に戻る。
出る時は気づかなかったけど、手水舎が太陽の光に照らされてて。
花束が飾ってあった。
さて、真魚ちゃんの御朱印を買わないと!
まず売店をのぞいてみたけどない!あれ〜??どこだ?もしやまた御影堂で売ってるのか?と思ったのだけどダンナは知っていた。
「あそこに行列があるだろ?あそこで買えると思う」
ん?指差す先は納経所です。見れば確かに行列がある。ええ〜!?あそこ!!
大ショックです。思い出して欲しい。御影堂で御影堂奥殿再現ご開帳チケットを購入した時は、先着30食ブレゼントの「こなとなりて」をいただいた私達。奥殿再現を見物した後で御朱印を買っていれば、行列に並ばなくてもよかったのだ。やらかした〜。
場所は納経所ということは、四国八十八か寺巡りの納経帳集めをしてる方々とも一緒な訳で。一々記帳していただいてる関係で、行列はなかなか進まない。
でも並んでも真魚ちゃんの御朱印が欲しい訳は、奥殿再現で説明のお坊さんが「真魚というのは、弘法大師の幼名です。けど貴重なのは真魚の御朱印に使われた紙です。御神木を練り込んであるのです。御神木を剪定したり、折れ枝を紙に練り込んであるので、例えば家の仏壇の奥にしまって差し支えない品です」だって!
御神木というのはこれ。
 
以前詳しい投稿済み。

真魚ちゃんの御朱印ゲット!
この御朱印はほぼ印刷。日付のみその場で記入してくれます。
御神木を練り込んだ特別な紙なので、授与は10月1日からなくなるまでの限定販売となってます。1部五百円なり。高いような?御神木を保護する料金だと思えば気持ちよく支払えます。さ。帰ろう!
おや?こちらも期間限定ですが、金比羅さんの宝物も同時公開な模様。期間は奥殿再現ご開帳と同じく11月26日まで。
そういえば、謎の旗があったなあ?
これは何?

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