2024年11月9日(土曜)、我が家から車で10分程度のところに香川県立笠田高校があり、毎年恒例の笠高祭が開催された。笠高には農業科(農産科学科・植物科学科・食品科学科)と家庭科(生活デザイン科)の4学科10コースがありまして、スペシャリストの構成を学べます。2021年に亡くなった義父も笠高の前身の学校を卒業してます。
地域の人々が笠高祭に行く目的は、野菜・卵・果樹販売と草花等販売があるからです。
他にも加工品(味噌・缶詰・ジャム)等もあるのですが、野菜が高騰している現在、美味しい野菜を安く販売してるならそりゃあ行くでしょう!
一般公開は8時45分から12時まで。
出遅れました!駐車場のグラウンドは満車で道路の待機列に並ぶことに。
私の目的は大根・白菜が第一だったのですが、野菜待機列は長く。しかも購入済みの客や最後尾の看板を持ってる生徒から「既に野菜はほとんど残ってない」だの「残ってたのはほうれん草と卵くらい」と漏れ聞こえまして。
ダメだこりゃ!
ってなことで野菜列を諦め、隣の果樹列に移動したのです。
果樹のコーナーで売ってるのは、みかん・柿・梨とその加工品や苗。
最初に傷の多いみかん。それから柿。それなりに品種が並んでる。けど特筆すべきは梨の品種の多さです。ただ、あれこれ購入するには梨はどれもお高めの一袋600円から。
で、私が購入したのがこちらです。
果樹購入列で待ってる間、お隣の草花販売コーナーを眺めてました。素敵なポインセチア・シクラメン・すみれ・葉牡丹が見えましたが、草花の待機列がつづれおりになってまして。購買意欲と列待ち時間を天秤にかけたらパスしちゃいました。
次、行ってみよう!
加工品コーナーへ。缶詰の札に完売御礼が貼り付けられており、欲しかった味噌は缶詰とジャムのコーナーで引換券をゲットする仕組みなんだが、あんまり人が多くてまたまた萎えてしまった。もう帰ろう。
帰りの駐車場に当てられているグランドの隅に野菜と草花の培養土コーナーを見つけた。見れば、構成比も充分。価格は一袋200円。多分一袋20リットルくらいかな?で係らしき生徒さんに「どうやって買えばいいですか?」と尋ねたらば、「野菜販売コーナーで引換券を購入してきて下さい」と。え?あの行列にまた並ぶの??
うん。今年はパスだ。来年、もうちょっと早く祭りに来よう。その時はダンナと手分けして並ぼう。と反省し、笠田高校を後にした。
さて、多種並んでいた梨から選んだのは鴨梨(ヤーリー)です。トップ画像のこれ。みたことも食べたこともないので、まずはwebで検索すると?幻の梨と呼ばれる品種でした。
鴨梨(ヤーリー)とは? 中国原産の梨で、鴨が首をすくめているように見えることから。別名『鴨梨』とも呼ばれます。戦前には輸出用の梨として位置付けられていましたが、戦後は晩生梨の増産により面積は減少の一途をたどりました。現在では岡山市雄神地区・西隆寺地区のみで栽培されており、全国的にも希少な梨です。
10月中旬の収穫し、発送が始まる11月下旬まで冷蔵庫で保存して追熟させます。
切ってみるとこう。普通の梨とあんまり変わらない。
鴨梨が売れ残っていたのは、見た目が悪いからだと思う。
実は鴨梨は収穫後追熟させるタイプの果物で、淡い黄色が完熟の目安。もし緑の鴨梨を入手したら、常温で黄色っぽくなって追熟させてから食べる。というものらしい。
幻の梨なので、よっぽどでないと食べたことのある人が少ないハズ。美味しくとも知らなければ手に取ってもらえない。
実食。
シャリシャリする。果肉は硬め。果汁が多い。甘い。美味しい梨でした。3個入り600円はお安いと思う。
実は鴨梨の隣にももっと見た目の悪い梨が並んでた。来年はあの見た目の悪い梨も買ってみよう。
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