あられの日記

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巨木探訪・深見神社のハルニレ

2018年07月20日 05時56分19秒 | 巨木・古木・ご神木・盆栽
2018.7.11参拝。泉の森公園から自転車で移動。16時31分深見神社に到着です。
説明板発見:深見神社
主祭神:武甕槌神 闇龗神 他1神
別名:鹿島社
「深見」という地名は「倭名類聚鈔」(931−937)に相模国高座郡深見郷と記されており、市内の地名が初めて文献に登場したものです。しかし、この時の深見の範囲は現在地を含めてかなり広い範囲を総称していたもののようです。
深見神社は鹿島社の別称がありますが、言い伝えによれば、領主であった坂本氏が茨城県鹿島神社の祭神を勧請したためといいます。市内に所在している神社の中では唯一の「延喜式」神名帳(927)に掲載された延喜式内社となっています。
延喜式内社は全国では3132社あるが、この制度の目的は天皇家の安泰と国の流星・五穀豊穣を祈願するというものである、当時の国の中枢である天皇家と直接結びつくものでありました。村の鎮守という一面と地方を代表するものという一面の両者を持っていたといえます。なお、境内には大和市指定重要文化大である寛政3年に建立された「深見神社社号標」と天然記念物であるハルニレがあります。」

実は再訪。前回は「なんじゃもんじゃの木」という不思議な響きの名前の木が深見神社にあると知り見に来たのですが、実はそれがかながわの名木100選に選出された木だと知り改めての訪問です。
上の画像の中央が社殿、左手に見える大きな木が目的のハルニレです。
参拝後いそいそと木を見に行くと「スズメバチ頭上注意」と書いた紙がありました。
こりゃいかん!と帽子をかぶって黒い頭を隠します。でも木は見るよ!回避する選択はない!

説明板発見:ハルニレ 市指定史跡名勝天然記念物
指定年月日:昭和47年2月25日
樹種:落葉高木(ニレ科)
形状:樹高30メートル 胸高周囲4メートル 推定樹齢約500年
ハルニレは夏緑樹林帯(ブナ帯)の木で、北国の山地に多くみられます。県内では丹沢山地の1000メートル以上の地に見られますが、深見のような低地では珍しいことです。このように珍しい木で、何という名の木かわらならなったため「なんじゃもんじゃの木」とよばれるようになったと伝えられています。
葉は鋸歯状で表面は脈がへこみザラついています。4〜5月、葉の開く前に小さな花を7〜15個ほど束状につけます。6月には扁平な広い翼を持った果実が熟して落ちます。

説明板を読み葉をよく観察しようと近づいたらブンブン羽音が聞こえたので急いで撤収しました。スズメバチと戦おうとは思わない。
さて、境内にはおくら稲荷と靖国社があります。ハルニレの木の左下に少しお社がうつってますね。
ハルニレの根元に大きな石碑が建ててありまして、線刻を少し読んだら「厚木海軍飛行場の敷地内に「厚木空神社」として創祀され、太平洋戦争による厚木航空隊の戦死者を祀っていたのを、戦後近在の戦没者を合祀して深見神社に移したらしい。なんか「雷電」がどうのこうのと刻んでました。
境内は綺麗に整備してあるものの、敷地の周囲と裏手に大きな木が点在してます。
カヤの木

ケヤキ
他にもかながわの名木百選に選出された木と見劣りしない木がちらほら。

社号標。正面には相模国十三座之内深見神社と彫ってありますが、横面には「武甕雷の神」と「寛政3年辛亥年十一月吉日」とあります。社号標に御祭神の名前を彫ってあるのってあんまり見たことないよ。
説明板発見:深見神社社号標 詞指定重要文化財
指定年月日:昭和47年2月25日
形状:尖頭角柱型
高さ:146センチ 幅31センチ 奥行き25センチ
この社号標は、寛政3年(1791)年に建立された石碑です。深見村の領主であった旗本坂本重治が造立したと伝えられています。正面には「相模国十三座之内深見神社」と刻まれ、深見神社が延喜式内社であることがわかります。
延喜式内社とは、延長5(927)年に完成した延喜式の神名帳に列記された神社のことで、相模国には寒川神社など全部で13座ありました。このことから深見神社は平安時代にはすでに存在していたことがわかります」
現在は社号標の向こうに相鉄線の踏切が見えました。さて、時刻は16時46分、帰ろう。

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