あられの日記

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ルルドの洞窟が東京に!?

2012年08月25日 05時31分07秒 | 神社・仏閣
東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂なるものが椿山荘と道を挟んである。

1899年(明治32)に、聖母仏語学校『まい瑰塾』の付属聖堂として建てられ、1900年(明治33)に関口小教区の聖堂となり、やがて1920年(大正9)に東京大司教座聖堂となりました。
当時は木造ゴシック式の聖堂で、信者席には畳が敷かれており、履物を脱いでから聖堂に入ることになっていました。その後、昭和になって、中央信者席に椅子が設けられるようになりました。
また、1911年(明治44)には、ルルドの洞窟がフランス人宣教師ドマンジエル神父によって建てられました。
1945年(昭和20)の第二次世界大戦の東京大空襲によって焼失しますが、ドイツのケルン教区の支援によって再建設が決定し、故丹下健三の設計により、1963年(昭和38)4月に起工。1964年(昭和39)12月8日落成。献堂式が行われました。

8面の双曲構造物を垂直に建て、十字架の形を形作った聖堂。ステンレスの輝きは社会や人の心の暗闇を照らすキリストの光を思わせます。
見取図はこんな感じ。
カトリックセンター

関口会館
聖堂の周りの建物もおそらく丹下さんの作品のようです。
ちなみに、聖堂の側に立つ高い塔は実は鐘楼になってます。

帰りに向かいの道路から見て初めて鐘があるのに気づきました。
ヨゼフの像
さてルルドの洞窟ですが、トップ画像がソレなのね。
んで、ルルドの洞窟って何ぞや?
説明板発見:ルルドはフランスの西南、ピレネー山脈の奥地にある街です。今から凡そ120年前(1858)キリストのご母堂聖マリアが、町はずれの洞窟で、ベルナデツタという少女にお現れになって、世界の人びとの改心のため、また平和の為に祈るようにおすすめになりました。そしてそのあかしとして、霊泉が涌き出て、その水を飲み、あるいはそれに浸った人達のうちに、不治の病が完全になおるという奇跡が現れ、今日もなお続いています。
教会は厳正な科学的調査の末、1862年その事実を認め、そこに教会を建てて人びとの参詣を許しました。現今の巡礼期には全世界から1日に7万ないし30万人の参詣者が集まるということです。
この洞窟は実物と全く同じ大きさで、1911年(明治44年)フランス人宣教師ドマンジエル神父が建てたものです。
 せっかくなので、洞窟の中を拡大して撮影してみる。これって今風に言えば、1/1実物大ルルドなのですね。
外観を楽しんだので、次は内観です。
でも残念ながら、カテドラル内部は撮影禁止です。
中は外観の近代的なデザインからは想像出来ない荘厳な雰囲気でとても素敵です。
聖フランシスコ・ザビエルの胸像やピエタ像(サン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロ作原寸大レプリカ)があります。他には洗礼室・十字架の形をした天井・大きな十字架のある祭壇を眺めると敬虔な気持ちになります。マリアの祭壇は、外光をうまい具合に取り込んで、天から降り注ぐ設計になっていて、感動的です。
聖マリア大聖堂は無料で見学出来ますが、感謝の意味を込めていくばくか寄付してきました。つーか、入口に賽銭箱みたいなのがあったから小銭を放り込んで来たんだよね。
ちなみにミサの時間:土曜日 18:00(地下聖堂) 日曜日 8:00 10:00(大聖堂) 12:00(地下聖堂) 月曜日ー土曜日 7:00(地下聖堂)
となっています。
ここをピックアップしたのは丹下健三の設計作品だったから。
丹下健三の作品は…。
赤プリおしまい(2011年4月7日)の記事 赤坂プリンスホテル。1982年の作品。
去年の3月に訪問。7月28日に赤坂迎賓館一般公開に見学に出かけたついでに大久保利通暗殺現場を見に行ったら、赤いクレーンがいくつもビルの屋上に据え付けられてて取り壊してました。
とらやと草月会館(2011年4月5日)の記事 草月会館は丹下健三の作品。1977年の作品。
国立代々木競技場(2011年10月25日)の記事 1964年の作品。
印象派とエコールド・パリ(2010年9月24日)の記事横浜美術館。 1989年の作品。
なぜ国連大学が青山に??(2008年11月25日)の記事。 他にも全体画像を掲載した記事があったハズなのに見つからない~。国連大学は1992年の作品です。
他には東京都庁も丹下作品です。1991年の作品。
丹下健三は愛媛県今治市で小学・中学時代を過ごしています。この縁かとうかは分かりませんが、私の故郷の香川県の県庁舎は丹下作品なんですよ。子ども心には、古くてコンクリートで寒くて暗いイメージしかないんですが(苦笑)赤坂プリンスが取り壊しになる時代。彼の作品も早いうちに見ておかないと消えて徐々に消えてしまうのね。   神社・お寺巡り ブログランキングへ




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