本日はまちづくり委員会の視察で埼玉県吉川市へ視察に来ました。
市庁舎に関する視察です。
吉川市は新庁舎を建設して1年が経ちます。
新庁舎を巡って免震構造か耐震構造か、この2点で争点になった様ですが、建設場所については平成8年に土地を購入し、市民や議会の中で認識が一致していたようです。
吉川市では審議会を作って市民、議員、専門家など20人で話し合う場も作られていたようです。
吉川市の市役所はもともと駅前というわけでもなかったのですが、区画整備をされて住宅が立ち並んでいる地域であり、吉川市の中心地にあたる場所に移転しました。
移転のメリットとして仮庁舎がいらない事、執務をストップすることなく続けられる事などが説明されました。
想定内ですね。
つくりは3階、鉄骨。
北側の住宅の日射を遮ることがないように!という配慮とコストカットを行い低層に。
市長が市長キャラバンを行い、市民から直接意見を聞いたそうです。
1カ月間で市内11カ所、約600名が参加。
直接市長が出向いて意見を聞くという事は大切だと思いました。
建設費の圧縮のためのアイデアは市民から頂いたそうです。
充分な合意があったのかどうかは分かりませんが、意見を聞いて反映していこうという姿勢があるか、無いかは大きな分かれ目になります。
駅から遠いけど・・・
吉川駅から市役所までは車で12分。民間のバスが走っています。
通勤や市役所利用者が多く利用するため、吉川駅から市役所間の路線はドル箱になっているそうです。
来庁者は自家用車を利用する方が多いそうです。
大東市も市庁舎の利用は自家用車・自転車・徒歩利用が7~8割というアンケート結果でしたね。
駅近にすると、新たに駐車場の確保が問題になったりと、大変なこと、また、吉川駅は吉川市の左端に位置するため、駅近にするメリットはあまりないとのことでした。
吉川市は中川と江戸川に挟まれた内水域です。
大東市と同じですね。
市役所のすぐ隣には吉川運動公園があり、ここは調節地を兼ねた公園です。
先日関東に直撃した台風では調節池は雨水で満タンになったそうですが、市役所は少し盛土が施されているとのことで、大丈夫だったそうです。
防災面では停電に対しては72時間の非常電源があり、水没を避けるために、危機系統は3階に・・・当然の対応ですね。
財源は?
市長の方針でコストを最大限カットしたそうです。
延床面積 8200㎡
建設の概算総事業費 35.13億円
その他、引っ越しや旧庁舎解体など含めると総額約43億円
旧庁舎跡は売却せず、何らかの形で有効利用していく方針。
人口は72,382人。人口は8万人に近づくくらい増えて行く見通しで中学校建設中。
事業手法は公共直営方式(従来方式)
大東市みたいにPFI法を使うなどの検討は最初からしていないとのこと。
PFIでは負担を後年度に先送りすることになる、金利が高くなるなどのデメリットが話されました。
基金が25億円貯まっていたこと、残りは国の補助金や一般財源でまかなえた事もPFIを検討する必要がなかったとも説明されました。
まとめ
大東市との違いは、職員集団が市庁舎つくりにしっかりと関わり、民間任せにしていないこと、市民の声を聞こうという姿勢があること、コストをできるだけカットするために工夫を凝らしている事、駅近にこだわらず、市民の利便性を考えている事など、学ばなければいけない事がたくさんありました。
吉川市の財政
吉川市役所の休憩室
フロアは仕切りもなくスッキリ
吉川市役所の玄関
ガラス張りですが、コストを下げるためガラスをなるべく小さくしたそうです。
明日(13日)は埼玉県桶川市の視察へ行きます。
市庁舎に関する視察です。
吉川市は新庁舎を建設して1年が経ちます。
新庁舎を巡って免震構造か耐震構造か、この2点で争点になった様ですが、建設場所については平成8年に土地を購入し、市民や議会の中で認識が一致していたようです。
吉川市では審議会を作って市民、議員、専門家など20人で話し合う場も作られていたようです。
吉川市の市役所はもともと駅前というわけでもなかったのですが、区画整備をされて住宅が立ち並んでいる地域であり、吉川市の中心地にあたる場所に移転しました。
移転のメリットとして仮庁舎がいらない事、執務をストップすることなく続けられる事などが説明されました。
想定内ですね。
つくりは3階、鉄骨。
北側の住宅の日射を遮ることがないように!という配慮とコストカットを行い低層に。
市長が市長キャラバンを行い、市民から直接意見を聞いたそうです。
1カ月間で市内11カ所、約600名が参加。
直接市長が出向いて意見を聞くという事は大切だと思いました。
建設費の圧縮のためのアイデアは市民から頂いたそうです。
充分な合意があったのかどうかは分かりませんが、意見を聞いて反映していこうという姿勢があるか、無いかは大きな分かれ目になります。
駅から遠いけど・・・
吉川駅から市役所までは車で12分。民間のバスが走っています。
通勤や市役所利用者が多く利用するため、吉川駅から市役所間の路線はドル箱になっているそうです。
来庁者は自家用車を利用する方が多いそうです。
大東市も市庁舎の利用は自家用車・自転車・徒歩利用が7~8割というアンケート結果でしたね。
駅近にすると、新たに駐車場の確保が問題になったりと、大変なこと、また、吉川駅は吉川市の左端に位置するため、駅近にするメリットはあまりないとのことでした。
吉川市は中川と江戸川に挟まれた内水域です。
大東市と同じですね。
市役所のすぐ隣には吉川運動公園があり、ここは調節地を兼ねた公園です。
先日関東に直撃した台風では調節池は雨水で満タンになったそうですが、市役所は少し盛土が施されているとのことで、大丈夫だったそうです。
防災面では停電に対しては72時間の非常電源があり、水没を避けるために、危機系統は3階に・・・当然の対応ですね。
財源は?
市長の方針でコストを最大限カットしたそうです。
延床面積 8200㎡
建設の概算総事業費 35.13億円
その他、引っ越しや旧庁舎解体など含めると総額約43億円
旧庁舎跡は売却せず、何らかの形で有効利用していく方針。
人口は72,382人。人口は8万人に近づくくらい増えて行く見通しで中学校建設中。
事業手法は公共直営方式(従来方式)
大東市みたいにPFI法を使うなどの検討は最初からしていないとのこと。
PFIでは負担を後年度に先送りすることになる、金利が高くなるなどのデメリットが話されました。
基金が25億円貯まっていたこと、残りは国の補助金や一般財源でまかなえた事もPFIを検討する必要がなかったとも説明されました。
まとめ
大東市との違いは、職員集団が市庁舎つくりにしっかりと関わり、民間任せにしていないこと、市民の声を聞こうという姿勢があること、コストをできるだけカットするために工夫を凝らしている事、駅近にこだわらず、市民の利便性を考えている事など、学ばなければいけない事がたくさんありました。
吉川市の財政
吉川市役所の休憩室
フロアは仕切りもなくスッキリ
吉川市役所の玄関
ガラス張りですが、コストを下げるためガラスをなるべく小さくしたそうです。
明日(13日)は埼玉県桶川市の視察へ行きます。