迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

神秘的大衆美術。

2024-07-10 15:22:00 | 浮世見聞記
橫濱人形の家三階の常設コーナー展示で、「山本福松と平田郷陽──生人形・見世物からの系譜」を觀る。生人形(いきにんぎゃう)とは、幕末に流行った細工見世物を起源とする、文字通り生身の人間のやうな冩實味に富んだ人形のことで、胡粉を下地に色付けされた肌(表面)の表現に特徴がある。(※二代目平田郷陽・作「泣く児」 昭和十一年 展示室内撮影可)生人形の本格的な製作者としては、幕末に大坂の難波新地で生人形の見世 . . . 本文を読む
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